投資を学ぼうとする人には勉強熱心な人が多い。
勉強しない人よりは数段ましであるが、
勉強しているからといって、それが全て
有利に働くかと言ったらそうでもない場合が多い。
知っていること = 自分ができること
と考えている人が多い。
本当はどこかの本のどこかのワンフレーズに
書いてあったことを思い出しただけなのに、
「あ?、それなら知ってる知ってる」
とか言い出す。
裏を返せば、「知っている」と言い切る人間ほど、
何も知らないのだと私は思う。
書籍やDVDで知識と技術を身につけたと思っている。
こういう人のことを身の程知らずと言うのだろう。
ゴルフ雑誌は山のように売られている。
スコアアップ用のDVDもたくさんある。
では、これらを読み込んで知っているだけで
ゴルフが上手になるかならないかを考えれば、
すぐにわかることである。
知っていること ≠ 自分ができること
ということである。
そして、自分が決めたことでも、
決めた通りにできない人も多い。
自分の決めごと、自分のルールを
守っているつもりでも、
その場その時の感情で行動を起こし、
結局はブレまくる。
本来人間とはそうしたものであるが、
そこに気付けない限り、いくら勉強しても、
いくら素晴らしい売買ルールを作ったとしても、
全く意味がなくなってしまう。
つまり、大衆は意味のないことばかりを
していることになる。
自分の行動を改めなければ、
いつまでたっても投資力など身に付かない。
もっともすぐれた教材は、
本屋に売っているのではなく
自分自身の行動の中にある。
相場日誌を付けてみると、
そのような意味合いが良くわかってくる。
1・知らないということを知らない
2・知らないということを知っている
3・知っているということを知っている
4・知っているということを知らない
大衆は、
「知らないということを知らない」のだから、
いつまでも大衆でい続けることになる。