株チャート分析と個人投資家の心理学

株チャート分析の基本「ローソク足分析」を中心に、株式チャート分析から儲かる銘柄を割り出す。ローソク足の読み方も詳細に記述する。

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グランビルの法則

1本の移動平均線と株価終値の位置関係を見ることで、売り買いの判断をする方法にグランビルの法則があります。移動平均線は、トレンドの方向性を示します。

下降から横ばい、または、上昇に転じた移動平均線は、トレンドが保ち合いまたは、上昇に転じたことを示しますし、上昇から横ばいまたは、下降に転じた移動平均線は、トレンドが横ばいまたは、下降に転じたことを示すことになります。

 

グランビルの法則

移動平均線が下落後、横ばいになるか上昇しつつある局面で、株価が移動平均線を上に突き抜けるなら重要な買いシグナルとなります。
移動平均線が依然として上昇しているのに株価が移動平均線を下回る場合、買いシグナルとみられます。
株価が移動平均線の上にあって、株価が移動平均線に向かって下落してきたものの、交差することなく再び上向きに転じたもの買いシグナルと判断できます。
株価が低下する移動平均線の下に大きく落ち込むならば自律反発が期待でき買いシグナルとされます。
移動平均線が上昇後、横ばいになるか下落しつつあるとき、株価が移動平均線を下に突き抜ければ重要な売りシグナルとなります。
移動平均線が依然として下降しているのに、株価が移動平均線を上回って上昇するときは売り時期とみられます。
株価が下降する移動平均線の下にあって、移動平均線に向かって上昇し、交差しないで再び下向きに転じた場合は売りのシグナルとされます。
移動平均線が上昇している場合でも、株価が移動平均線とかけ離れて大きく上昇した場合、自律反発する可能性が考えられ、売りのシグナルとされます。

グランビルの法則の重要なサイン

グランビルの法則のうち、重要なものは、”1の買いシグナル”と”4の売りシグナル”です。移動平均線は過去一定期間の市場参加者の平均買いコストと考えられますので、株価が移動平均線の下にあるということは、市場参加者は概ね含み損のポジションを抱えている状態であると考えられます。

その状態から移動平均線に株価が接近したということは、ほぼ買値付近まで戻ったことを意味するので手仕舞したい心理が働くので、株価は移動平均線を上抜けしにくい状態と考えられます。その市場参加者の売り玉を吸収してもなお株価が上昇するということは、何らかの買い材料が市場にあると考えることができます。

そして、いったん移動平均線を株価が上抜ければ、含み損だった市場参加者の買いポジションは、含み益に変わり売り控えることになり、株価上昇を助けることになります。同時に、移動平均線に接近したことで反発を期待していた売り方は、買い戻すことになり株価上昇に拍車をかけることになります。

また、株価が天井近くになると、上昇基調から高値でのもみあい場面となります。これにより移動平均線は、次第に角度が緩くなり上昇力が鈍ってきていることがわかります。移動平均線は現在の市場参加者の平均売買単価であるとすれば、買い方は押し目狙いの増し玉を考える場面となります。しかし、株価の下落で移動平均線は次第に下降へ転換することになります。そして。株価が移動平均線を下回ることで、買い方の平均コストが含み損に変わったことを意味します。そうなると、いちはやく手仕舞いたいとの心理が働くこととなり下落を早めることになります。また、信用を使っての買い方の見切り売りも相次ぐことになり下落が継続することになります。

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