酒田五法

ローソク足3本以上の複数足に関する考え方は、日本の伝統的な罫線分析「酒田五法」によるものが一般的です。酒田五法は、山形県庄内酒田に伝わる、相場の達人・本間宗久が編み出した投機の技術です。本間宗久は徳川中期以降栄えた豪農・豪商の本間家の一族。十代将軍家斉の時代享和3年(1803年)に、その相場の才能に満ちた生涯を終えています。当初は酒田から大坂にでて、堂島のコメ市場で活躍し、次に江戸でも天才相場師の面目を遺憾なく発揮したと伝えられています。

その相場の秘伝書の原本とされる「荘内本間宗久翁遺書略伝」の中に”酒田戦術起源”として、「翁は、常時相場に関する覚書を巨細に記録参考とせしが、晩年酒田戦術として一本にまとめ、座右に供え相場に対照して完全に期せり」とあります。相場を動かすのは風(材料)でも幡(相場水準)でもなく、心こそ重要な要素だとし、人間の欲望が凝縮した市場心理(人気)というとらえどころのない化け物の正体を明かさないことには相場道に勝利できないとしました。

そのような本間宗久の相場の取り組みが、各方面で研究され酒田罫線の奥義とされているのが「酒田五法」にあたります。

  • 三山(さんざん)
  • 三川(さんせん)
  • 三空(さんくう)
  • 三兵(さんぺい)
  • 三法(さんぽう)

の5つからなっていることから酒田五法といわれています。

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