相場とは、腕と技術で取るものだ。
したがって、腕を上げ発想力を磨くことで、
初心者から中級投資家になることができる。
発想力を磨くための簡単なコツをお伝えしよう。
まず、過去一年間ぐらいの期間に売買した銘柄の
チャートをプリントアウトする。
デイとか、スイングなどで膨大な量があるのなら、
適当な量の売買についてチャートを準備する。
そして、実際の証券口座の履歴を見ながら、
- いつ、いくらで買ったのか?
- いつ、手仕舞いしたのか?
をプリントアウトしたチャート上に書き出す。
利益にならなかった取引も、利益になった取引も、
区別することなく書き出す。
そして、次の点について売買ごとにチェックする。
- もっと、最適な買いポイントはなかっただろうか?
- 売買数量は、適切だったろうか?
- 損切りは、遅くなかっただろうか?
- 損切りは、早すぎてないだろうか?
- そもそも、このタイミングで買うべきだったのか?
- 買った時の心理はどうだったのか?
- 手仕舞いしたときの心理状態はどうだったか?
- なぜ、その銘柄を選択したのだろか?
- 利益が乗っていれば、次も同じような売買ができるだろうか?
- もっと、楽な売買方法はなかっただろうか?
と、プリントアウトしたチャートに書き込む。
良かった結果も、悪かった結果も併せて検証をかけるが、
特に悪かった売買のほうが、最高の教材になる。
すると、次のことが見えてくる。
「同じようなところで、ミスしている、もしくは問題がありそうだ」
ということ。
これが出てこないとすれば、反省が甘すぎる。
厳しい目でチャートをチェックすることが何よりも大事といえよう。
悪いところがわかれば、その問題点を改善すればいいだけのことだから、
これだけで一歩も二歩も前進することができる。
このぐらいのことは、最低限の努力だが、
反省をしている人と反省していない人の差は、
結果にはっきり出てくる。
だからこそ、投資発想力を
身につける必要があるということになる。