ダブル・ボトムとは、底値圏で表れた場合概して相場の底を示すチャートパターンとなります。株価が1つ目の谷(ボトム)を目指して下落していくときは、出来高を増やしながら窓を明け数多くの陰線を引き下落します。
急激に下落していくので、市場参加者の心理は「売り」一色です。本来、弱気が支配していたので、売り優勢の展開であることは、当然といえば当然のことです。
しかし、2回目の谷の部分(ボトム)で、前回の同じ価格帯での反発が確認されると、これ以上下げることはないとの心理が働き、売り方は買い戻しにかかります。一方、買い方の心理は、強気に転換し始めます。
そして、ネックラインを上抜くことで出来高が急増し始め、底値圏を脱出し上昇トレンドへの本格的な転換となるわけです。仕込みのポイントは、2番目の底が確認できたとき、または、ネックラインを超えたところ。一時的に、買い方の利食い売りに伴い押しが入る可能性もありますが、基本的には強気転換のサインといえます。

ダブル・ボトム
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ローソク足の読み方 コンテンツ
ローソク足の読み方
売り手と買い手の勢力関係、マーケットに存在する建て玉(たてぎょく)、ポジションの需給バランス、材料出現後の相場の反応度合いなどが凝縮されるのみならず、投資家心理の心の移り変わりを最も端的に表現するのがローソク足の見方です。[…]
大陽線 大陰線
売り手と買い手の勢力関係、マーケットに存在する建て玉、ポジションの需給バランス、材料出現後の相場の反応度合いなどが凝縮されるのみならず、投資家心理の心の移り変わりを最も端的に表現するのがローソク足の見方です。[…]
小陽線 小陰線
大陽線、大陰線とも相場の動きが極端に偏っている時に現れやすい足。概ね株価の5%程度以上のローソク足の実体をともなった時に、陽線であれば大陽線、陰線であれば大陰線と呼びます。相場がすごく強い事を表わす。[…]
下影陽線 下影陰線
下影陽線(下ヒゲ陽線)上昇を暗示するローソク足です。売り物に押され下押ししたものの、買い方に支えられ流れが反転し、寄付きより終値が高く終了した型。影(ヒゲ)が長いほど反発が強かったことを意味します。[…]
寄引同時線
寄引同時線は、相場の転換時に出現しやすいローソク足です。寄付と引値が同じで上下に影があるローソク足を言います。相場の転換を暗示するケースが多くあります。ヒゲの出方や長さによってさまざまな意味合いがあり、別項目で解説します。[…]
丸坊主寄付坊主大引け坊主
ヒゲがついていない長いローソク足。誰が見ても評価が一致するような材料が出た時にあらわれやすく、一方向に一貫して大きく動いた事を示します。陽線なら 買い勢力、陰線なら売り勢力が圧倒的に優勢であると言えます。[…]
コマ カラカサ
陽線、陰線共に実体が短く、実体の3倍以上の長い下ヒゲを持つローソク足をカラカサと言います。陽線の場合、一時大量の売りで下落したが、その後それを上回る高値で引けたもので上昇を暗示。[…]
ローソク足の組み合わせ コンテンツ
かぶせ線
かぶせ線とは、前日の大陽線のあと終値よりも高く始まったが、当日の終値は前日の陽線の範囲内に終値をつける大陰線のローソク足の型です。特に前日陽線の中心以下まで陰線がかぶさった場合は、それまで[…]
切り込み線
かぶせ線とは逆の型で、前日の大陰線の終値より下から始まり、陰線の中心を上回る所まで戻して終わった場合のローソク足の組み合わせを切り込み線(切り返し線)といいます。相場の下位に出現した切り込み線[…]
はらみ線、はらみ寄せ線
はらみ線とは、前日の値幅以内で動き、それまでの売り方、買い方が小幅な動きの中でせめぎ合っている型です。前日の大きな動きを母体として、当日の小幅な足を「はらんだお腹の子」と見立てた呼び方です。[…]
たくり線
下影陰線、たくり線がでたときは買いのサインとなるケースが多い。急反発して引けた、波乱の足型をいう。たくり線は、大陰線の翌日(翌週)に、下放れ「下影陰線」または、「陰のカラカサ」をつけた型。[…]