ラルフ・エリソン・エリオットの波動法則も重要です。
エリオットの法則は、ダウ理論がベースとなっています。将来の株価を予想する意味では、過去にも大きな話題を提供してきた法則です。エリオットはアメリカのテクニカルアナリストで、彼の発表した波動法則はチャート分析の世界では必須の技法となっています。

エリオット波動法則の基本項目

  1. 天井・底を早い段階で予見できる
  2. 五波動上昇・三波動訂正


1・天井・底を早い段階で予見できる

このエリオット波動法則は難しい内容のものではありませんが、それだけに見方によってはプロのアナリストの間でも意見が食い違うことがしばしばあります。しかし、他のテクニカル分析と比較しても秀でています。エリオット波動法則の最大の利点は、他のテクニカル分析手法よりも、相当早い段階で予見できるというところにあります。
ダウ理論は、遅行性があり相場の転換を認識するには遅すぎる傾向があるということです。よって、細かなトレンドの把握には適しておらず、大きな波をとらえるのに有効な法則がダウ理論とされています。一方、エリオットの波動法則は、遅行性の部分を補うべき株価テクニカル分析手法として活用されます。株価サイクルにおける現在の位置や、株価の先行き(天井や底を含む)を予想するうえで、かなり明瞭に相場デザインを描くことができるようになります。


2・五波動上昇・三波動訂正

エリオットによると過去80年間にわたり相場を観察した結果、株価の上昇は連続した5つの波動によって形成されると発見しました。この五波動(上昇五波動)形成が完了すると、次に三波動からなる反動相場をもって、株価変動の1つのサイクルが完了するとしています。
そこから、次にまた新しく5つの波動が始まり、これも3つの反動波が付随することになるとしています。第一の5つの波動と3つの訂正波、さらに第二の5波動と、その訂正三波動に続いて、最後の5波動があらわれ、これをもって全過程が終了。

この最終段階では、すでに完了した2回の訂正波動のような三波動の訂正が表れることはなく、そのかわり、今度は前の2回の訂正場面よりずっと大きな3つの波動をもつ訂正が起こり、これが5つの波動の全部を訂正するとしています。



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