捨て子線とは、ポツンと捨てられたように前後に窓をあけた寄引同時線の事をいいます。
この捨て子線の出現で試し玉を入れ翌日のチャートを確認の後、買いポジションを取る事が安全策といえます。予想に反しさらに窓をあけ下に陰線のローソク足が出現したときは、大暴落への前兆ともとれます。
捨て子線
酒田五法では、「急に上がる相場は底の日定まらず、見計らいを取りて仕掛けるべし」としています。
通常、下落相場途中での急落は底入れとならない場合が多いですが、「捨て子線」は例外的に底入れ暗示の型となります。「捨て子線」のは買いシグナル売りシグナルがありますが、「買い転換線」は、下落相場が続いて最後に下放れて十字線が出現、その翌日(翌週)、上放れて陽線が出れば買いとされます。「たくり線」の下影陰線が十字線に代わり翌日が陽線のものを「捨て子線」といいます。「たくり線」同様に大底を暗示します。

チャートは損保ジャパン 8755 2006年一月の日足ローソク足チャートです。下落相場が続く中、下ひげの長い上十字が出現し、底入れのサインを示しました。1/18ライブドアショックの影響もあり大きく下げましたが、翌日陽線のローソク足が出現したことで底入れが確認できたため大きく戻したチャートを描きました。
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ローソク足の組み合わせ コンテンツ
あて首線 入り首線 差し込み線
あて首線、入り首線、差し込み線とは、当日の陽線が前日の陰線の終値より下から始まり、前日の陰線の中心まで戻らない中途半端な切り替えしのローソク足の組み合わせです。
包み線(抱き線)
包み線(抱き線)とは、前日の陰線、陽線とは逆に当日のローソク足の値幅を完全に包む大陽線または大陰線です。高値圏で現れた場合は上位の抱き線とよび売り転換。
かぶせ線
かぶせ線とは、前日の大陽線のあと終値よりも高く始まったが、当日の終値は前日の陽線の範囲内に終値をつける大陰線のローソク足の型です。特に前日陽線の中心以下まで陰線がかぶさった場合は、それまで
切り込み線
かぶせ線とは逆の型で、前日の大陰線の終値より下から始まり、陰線の中心を上回る所まで戻して終わった場合のローソク足の組み合わせを切り込み線(切り返し線)といいます。相場の下位に出現した切り込み線
はらみ線、はらみ寄せ線
はらみ線とは、前日の値幅以内で動き、それまでの売り方、買い方が小幅な動きの中でせめぎ合っている型です。前日の大きな動きを母体として、当日の小幅な足を「はらんだお腹の子」と見立てた呼び方です。
首吊り線
「首吊り線」は上昇相場の中で窓を開け上放れで寄りついたあと、利益確定売りなどから大きく下押し。その後結局は高値で引けた型を表わすローソク足の型を首吊り線といいます。
捨て子線
捨て子線とは、ポツンと捨てられたように前後に窓をあけた寄引同時線の事をいいます。
たくり線
下影陰線、たくり線がでたときは買いのサインとなるケースが多い。急反発して引けた、波乱の足型をいう。たくり線は、大陰線の翌日(翌週)に、下放れ「下影陰線」または、「陰のカラカサ」をつけた型。