三山(さんざん)とは、ローソク足の組み合わせで時間をかけて三つの山を形成するトレンドパターンの事をいいます。

「三山(さんざん)とは大天井の体型をあらわす線にして、底値より波乱をくり返しながら順次上昇し、高値より下押し、さらに前の高値付近まで上進し、また、下押して上進する。三度同じ運動をくり返すという体型にして、大天井となるものなれば、断固売り放つをよしとす」とされています。

酒田五法では、三山の典型的なパターンとして、次のものがあります。

三尊天井

大天井を打つときに出現すると言われます。真ん中の大きな釈迦の左右に菩薩が配置され三尊像のような形状から名づけられました。

酒田五法では、三尊天井、米国流チャートでも、トリプルトップ、そのなかでも真ん中が一番高いものをヘッド・アンド・ショルダーズといい、天井形成の典型的なパターンとしています。

下のトヨタのチャートを見てみると、2006年4月に三尊天井が表れています。2/17の直近高値を上抜いた4/5以降、大陽線の出現とともに上昇トレンドへ転換し株価を上げてきました。緑色の点線(節目ライン・ネックライン)を抜けたところで買い安心感が広がり買われたことが見て取れます。

次いで、いったん4/17に緑の点線ライン(節目ライン・ネックライン)を意識しながら押してきましたが、再び反転に転じ上昇、同じく4/26にも節目ラインを意識しながら底を打ち反転をしました。

そして、5/11に陰線を引き、ここで節目であるラインを割り込むことになり、いよいよ売り圧力が増してきたことがわかります。上値抜けを狙うものの、思った以上に抵抗感があり、買い方は早めの利食いをし、売り方は手仕舞い売りをしているわけです。節目を抜けたことで、売り圧力が強まって下落トレンドに転換しました。

三山事例

7203 トヨタ(日足) 三尊天井
7203 トヨタ(日足) 三尊天井

6665エルピーダメモリ

逆三尊底

大底を形成するときに出現すると言われるものが逆三尊底です。大底で形成されたという確認的シグナルとみられます。
下のチャートは、5632三菱製鋼日足です。直近の安値194円を下値抵抗線として保ち合いを続けていたところ、2/18に節目を下抜けました。この時、売り圧力に押されて2/23にいったん底打ちをし反転します。
上昇しかけますが、再び売り物に押され深押しし3/12に底を付けます。再び上昇したものの下値を試しに下落。3/30の下値確認を最後に上昇トレンドへと転換していきました。
相場参加者の「もうこれ以上下がらないだろう」という心理状態が働くことで、トレンド転換される様子がわかります。

5632 三菱製鋼(日足) 逆三尊
5632 三菱製鋼(日足) 逆三尊