実践投資研究所のチャート解説
株チャート分析と実践投資家の心理学CHART READING / ローソク足の読み方
酒田五法とは?
五つの見方と、学ぶ順番の案内。
三山・三川・三空・三兵・三法から、図解と練習のある記事へ進めます。
2009年07月30日付の原稿を改訂 | 改訂:2026年10月29日
三山、三川、三空、三兵、三法。名前は見たことがあっても、何から読めばよいか分からない。そんなときは、名前を全部覚えるより、それぞれが価格のどこを見ているかを分けると、読む順番を選べます。
このページは、酒田五法の全体像から、図・過去例・練習問題のある各記事へ進むための案内です。一本の足、数本の足、時間をかけてできる山と谷を区別しながら学べます。
基礎から学ぶ方は下の「学ぶ順番」へ。気になる形がある方は、五つの入口から各記事へ進んでください。どの形も、出た位置と確認する条件まで合わせて読みます。
01五つの見方を、同じ「三本足」にまとめない
酒田五法は、日本で用いられてきた伝統的な罫線分析の考え方で、三山・三川・三空・三兵・三法という五つの名称で知られます。このサイトでは、各形の定義と、実際に確認する価格の関係を解説します。
五つの「三」は、すべてローソク足が三本という意味ではありません。三山は時間をかけてできる山や谷、三空は足の間の窓、三兵は三本の連続、三法は小休止と再開の関係を見ます。三空の基本形では四本の足の間に三つの窓ができます。三法の記事では五本の基本形を使います。
三川は、資料によって三本足の組み合わせを扱う説明と、三つの谷を扱う説明があります。この案内では、三本足の明けの明星・宵の明星を学習入口とし、三つの谷の逆三尊底は三山の記事で比較できるように整理しています。定義の違う図を、名前だけで同一条件として扱わないためです。
02見たい変化から、五つの入口を選ぶ
どの記事でも、形の名前だけで売買を決めず、直前の流れ・確認時点・その後に見方を点検する条件まで扱います。過去例は結果を含む解説として読み、架空の模式図は実際の銘柄・価格と区別してください。
03基礎からなら、この順番で進む
- 一本の足を読めるようにする。
ローソク足の基礎知識で四本値・実体・ヒゲを確認し、上ヒゲ・下ヒゲで引けた位置と高安の関係を確かめます。
- 二本の関係と、出た位置を比べる。
- 複数の足で、進み方と小休止を見る。
明けの明星・宵の明星、赤三兵・黒三兵、上げ三法・下げ三法を読み比べます。本数だけでなく、何を比べる形かを一つずつ確かめてください。
- 時間を広げ、節目と窓を見る。
三山・三尊・逆三尊とダブルボトムで、複数の山と谷から節目を引きます。三空では、足の間の窓を確かめます。ダブルボトムは五法の一分類名ではなく、山と谷を読む比較学習として置いています。
実体とヒゲが混ざったら基礎へ。三本の並びと三つの山が混ざったら、時間足と区間へ戻ります。必要な違いを一つ確かめてから、各記事の練習問題に取り組んでください。
04名前を覚えた後に、四つを書き残す
一つの記事を読んだら、同じ時間足のチャートで、①形として確認できたこと、②それ以前の値動き、③成立を確認する価格と時点、④見方を支持・撤回する次の条件を書きます。まだ足が確定していないなら、そのことも残してください。
過去の右端を隠して考え、後から経過と照合すると、当時見えた情報と結果を分けて振り返れます。毎回すべての形を探す必要はありません。今読んだ一つの見方を、別の場面でも同じ条件で確かめるところから始めます。
足型の完成は利益の保証ではありません。自分が未保有か保有中かを分け、参加・維持・撤退と損失管理のルールにつなげてください。この案内は学習する記事を選ぶためのもので、個別銘柄の売買指示ではありません。