川上哲治氏がお亡くなりになった。野球少年・少女たちへの指導では、次のことを繰り返し説いていたそうである。
- 基本を身につけること。
- チームワークを大切にすること。
- 反復練習し、工夫しながら前進すること。
- 積極的に挑戦すること。
- 野球を通じて人生の土台を作ること。
- 体力・精神力を養い、将来につなげること。
若いころ文献で読んだだけであるが、「上手」になるということは、こういうことなのかと心に刺さったし、今もはっきり記憶している。相場でも同じことが言える。
1・基本を身につける
投資で儲けることは、いかにも簡単ですぐにでも大金を手に入れられると思って始める人は山のようにいるが、「じゃあ、基本は何?」と問いかけても答えは返ってこない。これがわかる人は、少なくとも他大勢の大衆とは違うステージにいるといえる。
2・野球は団体競技なので、チームワークを第一に考える事。
物事の本質を知り根底にあるものを大事にしろと解釈できる。投資はチームワークではない。むしろ自分一人で戦う必要がある。「投資で第一に考えることはいったい何なのか?」
3・反復練習しながら、工夫しながら少しでも前へ進むこと。
投資でも同じことであるが、大衆投資家は、そもそも練習の仕方を知らない。せいぜい、どの銘柄が儲かるか?どこのアナリストが何を言っているのか?どこに行けば当たる占い師がいるのか?工夫といっても、この程度のことである。
「投資における反復練習とは?」
「どんな工夫をしている?」
反復練習もしない、工夫もしない占い師頼みの人に答えられるはずがない(笑)
4・積極的にやってみること。
ある意味、積極的に仕掛ける人は多い(笑)根拠もシナリオも何も持たず勇気のある行動に関心する(笑)
「投資における積極性って何?」積極性は大事であるが、間違った積極性を持ってしまうと大変なことになる。
5・野球をやりながら人生の土台を作る事。
何度もメルマガやレポートでは、このことについて私の愚見を述べさせてもらっている。では、あなたが思う、「投資を通じて得られる土台は何?」
6・体力・精神力をつけ将来につなげる事。
投資にも、体力も精神力も必要だ。体力がなければ集中力を保つことができない。疲れた、眠い、あそこが痛む、ここがだるい。こんな状態では、投資で勝てるはずがない。お金の増減に直結するわけだから、精神力だって無視するわけにはいかない。では、日ごろ、
「体力・精神力を鍛えるために何をしているか?」
神様は、おっしゃられている。
「どんなに遠まわりに見えようとも、勝つためには、基本の積み重ねしかない」