道を究めるには時間が必要
受講者さんから
映画「日日是好日」の感想をいただきました。
内容
茶道、お茶の道、難しいこと?には道があるのだと思います。道は先人によって整備されていて、まずはその道を辿る必要がある。習うより慣れろ、形から入る、とはそういう意味なのでしょう。主人公は映画「道」を2回見たが、2回目では感銘を受けている。すぐわかること、すぐにはわからないこと、道を究めるには時間が必要なのがよくわかりました。従妹も結婚を機に茶道教室をやめ、後から新しい生徒が入ったり、悲しいことがあったり、でも主人公は辞めなかった。続けないとわからない、その境地に達することができないのは当たり前です。
たくさん見て目を養えば、細かな違いに気づけるようになる。雨の音、水と湯の違い、掛け軸や茶器といった道具の選び方とその意味、目や耳が肥えないと、まず素人にはわからない違いです。
(途中省略)
最後のほうで、教えて初めてわかることの場面がありました。これは住川先生もよく言ってるので、すぐピンときました。ただ私なんかは未だよくわかりませんが、仕事でも知らない人に教えるのは大変苦労します。やる気、知識、理解力、積極性、相手も千差万別ですので。相通じることが多くあり、投資の道を進む心構えをセットする意味で、大変参考になりました。日日、成功も失敗も、良いことも悪いこともある、それが好日と感じています。
2・「自分なり」を追求した結果どうなるか?
守破離の守ができていないうちから、「自分なり」のやり方を貫こうとする人の多いこと多いこと。
「自分なり」を散々追求してきた結果が今現在の姿。これまでの自分のスタンスが間違っている事に、なぜ気付かないのだろう?
なんなら、世の中の投資を勉強しようとした人全てが、投資本を少しかじった程度で「自分なり」をふんだんに盛り込み、お金だけ失って退場していく。昭和の時代から変わらないので、数千万人単位で「自分なり」を追求してきたと言える。それでも「自分なり」を追求する意味がどこにある?数千万分の1の人間になれるとでも思ってるのか?相場の世界の大谷翔平にでもなるつもりなのか?
守破離の守ができない茶道はもはや茶道じゃなく単なる喫茶。友達と「お茶でもしようか?」の世界。
守破離の守ができないトレードは、もはや趣味か娯楽。競馬かパチンコ程度と変わらない。決まった型を真似る事を守破離の守と言う。こうすれば成功するというお手本があるんだから、それを完コピすればいいだけの事。
「自分なり」を追求しても、数千万人と同じように失敗するだけなんだから、一度本気で守破離の守を徹底したらいいのに。と言うか、それしか方法はないと思うのだが。途中で投げ出した人。日日是好日を観ることをお勧めします。「ショーシャンクの空に」もお勧め。諦めなければ、望みは叶う。えげつない世界からでも抜け出せることを描いた映画。