死に金問題

売買戦略のヒント

死に金になっていないか?

株価が動かなければ儲けにも、損にもなりません。資金を投下して儲けようとしているのに、動かない期間が長引けば、そのお金は無駄になる。このことを死に金(しにがね)と呼んでいる。

トレードは確率であり大数の法則。たくさん仕掛けたほうが、儲けが増える。

質問です

Q1
あなたの取引で、1か月経過したポジションがどのくらいあるのか?

Q2
そのポジションをどう扱うべきだと思いますか?

Q3
1か月の期間を3週間、あるいは2週間など、保有期間を短くした場合、どうなりますか?(通常ルールでは30日以内とし、日数は限定していない)

1ヶ月ルールを適用するとどうなるか?

参入後1ヶ月経過したが、LCにもTP1にも到達していない銘柄を4つ保持していることに気づきました。(TP1とは買値+10%、ターゲットポイントの1つめの意味、LCはロスカット)

死に金になっていないか?

この問いに対する自分なりの答えを持っていないことにも気づき、確認してみることにしました。

■実施内容と結果サマリ

  • 10MC実践(2023/1/4~8/21)⇒ 全171回
  • 参入後1ヶ月経ってもLC:En-5%にもTP1:En+10%にも到達しないケースは何回あったか?⇒ 41回 (41/171 = 24%)
  • この41回のケースに対して、1ヶ月ルール(以下の新ルール)を適用すると、どんな結果となるか?

<新ルール>
参入1ヶ月後の終値が買値より安かった場合は、翌日寄成で手仕舞する。買値以上だった場合は、LC:Enへ引上げ継続(静観)する。(以下省略)

私どもでは受講者さんに報告などを強要することは一切していません。どこかのサイトのようにお客さんの声を作文することもありませんし、お金を払って書いてもらうこともしていません。また、仲間内で儲かった声を書き合うなんてことも一切ありません。名前出しや顔写真入りで、「何千万稼げるようになりました」とか、リスクを晒して儲かった自慢など不自然極まりないことですし、私どもでは一切行いません。

他者の思考に触れ想像力を磨け

24%の死に金を効率よく活かすにはどうしたらよいか。面白い検証であると思う。私も参考になった。

このように、他の人の発想や行動から刺激を受けることは非常に重要である。自分が気付かなかったことに気付くきっかけになる。

知識の幅を広げたり、異なる考え方を理解し、自分以外の多様な世界を知ることにつながる。他者の思考に触れる機会は極めて貴重であり、相場の世界のあらゆる人々の思惑をイメージする訓練にもなる。

所詮、一人が考え想像を巡らせたところで、たかが知れている。多くの他者の思考に触れ、想像力を磨くことが重要である。

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