ルールに対する信頼度を格段に上げる方法
Aさん
受講者さん

私自身のトレードの結果からの考察です。
先日の報告では、61トレードで、勝率25%で負けは45回。損益割合は0.91でした。
1回あたりの平均の購入価格は、約22万円。
ということは、1回あたりの損失の可能性は、22万円×0.05(LC幅)=1.1万円

61トレード中、45回の負けがあり、損失の最大は1.1万円×45回=49.5万円

勝は16回で、大きなトレンドが発生した銘柄はなく、利益平均+8,787円ということで、損益比1:2とはなっていないものの、利益の大きさはコントロールできない部分(完全ガイドブックP24)であり、現在の損益-300,700円は想定通りの結果でした。

ということで、損のコントロールはできており、課題であるのは、週次報告でいただいたアドバイスからも、「銘柄選定での工夫が必要」だと感じました。

また、前回の返信では、

シミュレーションでやるんです。お金を入れたつもり、損したつもり、利益になったつもりで実戦さながらに取引をしてみるんです。

とありました。今後の相場の中で、シミュレーションしてみるというのもあると感じましたが、より早く身につけるにはどうするべきか、と考えた中で、Ak様の「出来高急騰・年初来高値更新」データをもとに、実戦を初めた10/6からさかのぼる形で、私のINの条件で一つ一つ判別し、維持管理・増玉・両建てを行うという方法を行ってみました。100回のトータルで考えるとどうなるのか取り組みました。その結果が、以下のとおりです。

〇結果
※前回の報告(10/6~12/8)分+ 結果的に8/10時点までさかのぼったもの

  • トレード数:104(※増玉も1カウント。増玉の関係で100回超え。)
  • 勝:35
  • 負:62
  • 同値撤退:7
  • 勝率:36%
  • 利益平均:23,839円
  • 損失平均:-9,852円
  • 平均損益額:2,149円
  • 損益割合:2.42
  • 現在の損益:223,450円

上記の結果から、今までの実践の取り組みについて、銘柄選定の精度はまだまだ改善点があるものの、実施していたことは間違っていないと感じました。自分の検証として、「100回でトントン、1回でもビックトレンドに乗れて口座を潤す」を実証せずに、やみくもにやっていたから、無駄に不安がっていたということがわかりました。

そうすると、さらに試したくなり、次に、仮に年初から取り組んだ場合にどのような結果になっていたのか気になり、愛媛県のY様と同じように、全ての銘柄のチャートを開き、私のエントリー条件で判断した結果が以下です。

〇銘柄選定の条件(LCやTSの考えはAk様の内容と同じ)

  • 抵抗線(水平)抜け後、翌日、さらなる上昇or半分以内の小さな陰線までならIN。
  • 同時に、50%上昇の可能性も年足から判断。

※損益額は、Ak様の結果を使用させていただいており、IN、OUTのタイミングの違いで損益の差がありますが、大勢に影響はないと判断しています。

  • トレード数:169
  • 勝:74
  • 負:77
  • 同値撤退:18
  • 勝率:49%
  • 利益平均:15,421円
  • 損失平均:-4,236円
  • 平均損益額:11,185円
  • 損益割合:3.64
  • 現在の損益:1,890,300円  ※増し玉実施せず

非常によい結果となりました。
ただ同時に、これは、日経平均が大きく伸びたペイアウトサイクルの時だからではと感じたため、日経平均のボックス相場の時にどうなるか気になりましたので、7月以降のみで検証した結果が以下です。

  • トレード数:48
  • 勝:15
  • 負:28
  • 同値撤退:5
  • 勝率:35%
  • 利益平均:3,338円
  • 損失平均:-7,306円
  • 平均損益額:-3,969円
  • 損益割合:0.46
  • 現在の損益:-190,500円 ※増し玉実施せず

損失平均からも、損失はしっかり限定しており、利益平均は3,338円ではありますが、いくつかの銘柄では大きく上昇しており、増玉を考慮した場合に、十分プラスマイナス0を達成できることが判明しました。

ここで、参考書籍の引用です。

〇タートル流P161
過去のデータによるシミュレーションでは、将来のトレーディングであなたが出会う事態を予測することはできないが、あるアプローチが将来収益をあげるかどうか判断する手立ては得られる。

〇CIS本でもP23
勝つためには、長い目で見て得となる可能性が高い売買を積み重ねるしかなく、日々の勝敗に意味はない。

今回の検証の取り組みを通じて、検証してエッジを確認したルールを元に、淡々と日々の取り組みをしていく大切さを感じました。また、大切なことは、サインが出ればINし、適切に維持管理(増玉・両建てなど)すること。特に、今の私のレベルでは、「うまいことしようとしないことが大切」だと感じました。

最後に、今回は、検証する流れに導いていただきました、住川先生や、貴重なデータをご提供していただいたAk様、チャートを開いて検証しようとするきっかけを頂きました、愛媛県Y様、ありがとうございました。

実践投資アドバイザー2

見事な分析がされています。
ここまでできる人はそういませんから、勝ち組に入る資格のある受講者さんです。

損を取り返そうと根拠もなく大きめのポジションで攻めたり、少しの含み益を失うことを恐れチキン利食いしたり、損切りしなければいずれ買値まで戻ると信じて、結果大きな塩漬け株にしたり。せっかく稼げる売買戦略を持っているのに、「ダメだ、使えねー」とばかりに他の秘密の売買ルール探しに出かけたり。

地獄の底へ突き進んでいくことになるのが大衆投資家。どんどんルールから逸脱していくのが勝てない人のパターンです。

Aさんによると、ルールを遵守すれば利益になることが確認できたわけです。実際に自分の手で確認したことは、マニュアルを覚えるだけのコピペトレードをするより、ルールに対する信頼度を格段に上げることにつながります。

大事なことなので何度も言っておきますが、全ての人がルールを遵守せず自分なりにうまくやろうとして変なことをやり始めます。100%の人が陥る罠です。なぜそうなるか理由もわかっています。行動心理の面からすべて解説できますので、これは別の機会に解説します。

メルマガの無料購読はこちら

売買は「儲けたいという強欲心理」と「損を出したくないという恐怖心理」など感情を持った人間がやるもの。つまり、株式相場は買い方と売り方の心理戦なのです。

チャートから人間心理を読み解く事は、合理的で適正な判断や選択を可能にし、売買行動の明確な基準にすることができ、圧倒的に有利な売買が可能になるのです。

このメルマガでは、相場心理に徹底フォーカスした内容があなたのメールボックスに届きます。また、購読解除はワンクリックです。

メールアドレス