ねこ背を直せば儲かるようになる



普通、損切りにいいイメージはない。
儲けたいと思っているところで損を確定させてしまうからであり、これぞと思った銘柄で、ここぞと思った絶妙なはずのタイミングで仕掛けているので、自分の行為を自分で否定してしまうことになるからである。

嫌な行為でも、間違えば切らなければならない。
切らなければいつか大損する。

「大損したのはあんたのせいだ」「お前も騙しか」と、自分の正当性を保ちたいがために、「自分は悪くない。悪いのは自分に投資を教えたお前だ」という心理が働き他人にイライラをぶつけることになる。

感心できる行いではない。

相手が私だから許されるが、町ち行く人に八つ当たりして事件になったら目も当てられない。
家族に手を上げることになっても、掲示板に大量殺人予告を書き込んでもシャレになどならない。イライラしたからと言って誰も得する人はいない(笑)

自分のミスを棚に上げたい気持ちはよくわかるが、人に暴言を吐くってことは、いい大人がすることではない。

腹が立った時、むしゃくしゃしたとき、そういう時は意識して姿勢を正すことである。

「ねこ背は治る! 自由国民社 小池義孝著」で小池院長はこうおっしゃっている。

「正しい姿勢は、人生を変える」
P108

正しい姿勢でいると、思考が冷静にクリアになって、合理的になります。より良く生きていくためには、前向きさが必要です。前向きさも、合理的である条件です。

(途中省略)

合理的な思考では、メリットを大きくしながら、リスクを減らそうとします。リスクを全く気にせず、未来に突き進んでいくのは暴挙です。これは勇気に似ていますが、基本的には違うものです。

(途中省略)

ねこ背で悪い姿勢でいると、リスクが過剰に大きく見えてしまいます。痛い思いをしてきた過去の記憶が、足かせになります。それではリスクを取れません。必要なリスクを取らないことも、大きなリスクの一つです。精神と身体は、根っこの軸の部分ではつながっています。どんな姿勢でいるかによって、心の状態も連動して変化します。姿勢が正しいということは、心が正しくあるのと同じ意味です。