7846パイロットをチャート分析してみた
ポイント

Aさんの週次報告から。
今年に入って週次報告をしていただけるようになり、見違えるほど良くなっています。昨年は、結構損失を出してしまいましたが、今年分は含み益を合計するとプラス転換しています。
ある意味当然のことで、銘柄選定が合っていて、正しい戦略で運用するなら利益になるのです。今年一年が楽しみです。

報告の中から2銘柄をみていきます。

7846パイロットをチャート分析してみた

Aさん
受講者さん

■7846 パイロット (3/23にいただいた報告)
●<本玉>
EN:3/17 5,200円 LC:4,990円(-4.0%)、TP1(+10%):5,720円
3/18 C:5,260円(+1.2%)、ポジションキープ

≪銘柄選定理由≫
月足:2018年10月の高値7,000円をピークに下降トレンドとなり2020年7月に3000円を割るところまで下落、その後2021年1月迄7カ月間2,900円を支持線に三角保ち合い、2月に反転上昇となり、2月、3月、6月、8月、9月、更に今年2022年2月、3月と年初来高値、昨年来高値を更新中。

週足:2021年2月第1週から上昇トレンド、3月第4週から6月第2週までレンジ相場の後、6月第3週から9月第3週まで3か月間上昇トレンド、9月第4週に大陰線で10%下げて2022年1月末までレンジ相場、2月になって上昇トレンドで昨年来高値を更新中。

日足:1月の急落の後、2/2に大陽線で25MA陽転し、その後浅い押しは有るが上昇中で、移動平均線は3本とも上向きである。

≪エントリーの根拠≫
2/15から連続高値更新中
BB+1σと+2σの間で5MDAを支持線に上昇トレンド継続中
日足の移動平均線が3本とも右上がり

≪3/17時点の参加者の心理≫
ホルダー:現在のホルダーは全て含み益、売り急ぐ必要はない。以前のホルダーは昨年9月の下落時、今年2月の下落で手仕舞い済み

売り方:現在の高値更新がストップしたころ合いを見て売り出すつもり、様子を見ている。6,000円、7,000円の節目当たりか? 

≪心理が逆転するポイント≫
高値更新中だが、2月初めから続いており何時下降トレンドになってもおかしくない状況なので、天井を示すサイン、Wトップ等の出現で疑心暗鬼になりそう。

≪振り返り≫
3/18の大陽線で上昇の勢いが有ると判断したが、ついつい期待してしまっていた。事実(チャート)だけを見て判断すること。

私どもでは受講者さんに報告などを強要することは一切していません。

どこかのサイトのようにお客さんの声を作文することもありませんし、お金を払って書いてもらうこともしていません。また、仲間内で儲かった声を書き合うなんてことも一切ありません。名前出しや顔写真入りで、「何千万稼げるようになりました」とか、リスクを晒して儲かった自慢など不自然極まりないことですし、私どもでは一切行いません。

7846パイロット 月足
客

月足:2018年10月の高値7,000円をピークに下降トレンドとなり2020年7月に3000円を割るところまで下落、その後2021年1月迄7カ月間2,900円を支持線に三角保ち合い、2月に反転上昇となり、2月、3月、6月、8月、9月、更に今年2022年2月、3月と年初来高値、昨年来高値を更新中。

実践投資アドバイザー

素晴らしい読みです。申し分なし。

週足は省略して、日足を見ます。

7846パイロット 日足
客

日足:1月の急落の後、2/2に大陽線で25MA陽転し、その後浅い押しは有るが上昇中で、移動平均線は3本とも上向きである。
≪エントリーの根拠≫
2/15から連続高値更新中
BB+1σと+2σの間で5MDAを支持線に上昇トレンド継続中
日足の移動平均線が3本とも右上がり
≪3/17時点の参加者の心理≫
ホルダー:現在のホルダーは全て含み益、売り急ぐ必要はない。以前のホルダーは昨年9月の下落時、今年2月の下落で手仕舞い済み

実践投資アドバイザー

9月の売りは大口のまとめ売りでしょうね。
この時の急落で10%を超える下落になりましたが4000円を割り込むまでではなく、一部ホルダーの利食い売りが出ただけで、多くはホールドし続けていると考えられます。

4000円が下値支持線、4500円が上値抵抗線で保ち合いを形成中。2月末に上値抵抗線をブレイク。全体相場が下落中で、ロシアの軍事侵攻というネガティブな状況下、エントリーをしにくいタイミングだったと思いますが、ルール通りブレイクで参入できていれば、1000円幅の20%強の含み益になっています。

>6,000円、7,000円の節目当たりか? 

ある程度警戒することは必要ですが、基本的には全体相場の雰囲気でしょうね。
6000円の2018/12の前回高値、7000円の2018/10の前回高値が意識されそうです。

客

≪心理が逆転するポイント≫
高値更新中だが、2月初めから続いており何時下降トレンドになってもおかしくない状況なので、天井を示すサイン、Wトップ等の出現で疑心暗鬼になりそう。

アドバイザー1

その通り。

超トレンドフォロー戦略なら、上昇トレンドが継続するという前提で維持管理すべきで、逆指値、両建てなど駆使しながら損をコントロールしついていくことです
押しは今後あるでしょうけど、自分が何をしようとしているのか?明確な行動指針をもとに維持管理して欲しいと思います。

遊びや趣味なら、その時その場面で楽しめればいいだけなので、深く考えなくてもいいでしょう。
でも、事業でありビジネスであり、自分自身の収益の柱とするなら、どういう戦略を用いて資金を運用しリスクを回避しながら目的を達成するかをしっかり持っておかなければいけませんね。

前回のAさん週次報告から

続いて6330東洋エンジニア

Aさん
受講者さん

<維持管理>

(1)■6330東洋エンジ
EN:2/25 532円x1000株、LC 507円(-25円、-4.7%)、ポジション継続
3/4 C:545円(+1.0%)、ポジション継続
3/17 C:619円(前日比-10円)、陰線で下げたので翌日以降下落の可能性があり、直近安値3/15の598円-2tick=596円にTSを切上げる。
3/18 C:617円(前日比-2円、含み益∔85円、+16%)、ポジション継続

<反省>
・増し玉のルールを守れていない。含み益が+16%有るのに今回も見送ってしまった。

私どもでは受講者さんに報告などを強要することは一切していません。

どこかのサイトのようにお客さんの声を作文することもありませんし、お金を払って書いてもらうこともしていません。また、仲間内で儲かった声を書き合うなんてことも一切ありません。名前出しや顔写真入りで、「何千万稼げるようになりました」とか、リスクを晒して儲かった自慢など不自然極まりないことですし、私どもでは一切行いません。

実践投資アドバイザー

>増し玉のルールを守れていない。含み益が+16%有るのに今回も見送ってしまった。

目的意識の欠如が原因です。
反転下落したら含み益が減ってしまうので、「恐怖心」から手が出なかったからでしょう。

この時に考えるべきは、どんな基本戦略で仕掛けたのか?

十数%の含み益を狙っているのではなく超トレンドフォロー戦略で50%、100%のビッグトレンドになることを前提に仕掛けていかなければいけません。

つまり、根本にある戦略に感情からくる含み益を失う恐怖が優先してしまったことになります。

これでは大衆投資家と変わりません。

何のために仕掛けるのか?
このトレードで何を実現しようとしているのか?

このことを常に考えていなければいけませんが、この銘柄はあまり強いとは言えそうにありませんね。

Aさん、週次報告を受けての感想

Aさん
受講者さん

的確なご指導をいただき、自分の間違いが良く分かってきました。

住川様へ週報を書くことで自分のトレードを振り返り間違いやミスをあぶり出して次に活かしていく事が出来るので報告の大事さが良く分かってきました。

強い銘柄を選ぶという事が如何に大事かを身をもって感じています。

ついつい出てくる逆張り意識からのエントリーを、根拠を明らかにすることで無くすようにして行きます。

9086日立物流と7846パイロットの銘柄選定をこれで良いと言って頂いたのは、まだまだ自分の逆張り意識を脱する途中ですが、銘柄選定が間違っていないことを確認できて自信になります。

今後とも宜しくお願い致します。