これでいいのか_新しい資本主義

これでいいのか_新しい資本主義

「新しい資本主義の実現には、企業に眠る320兆円と個人保有1100兆円の現預金を分配と投資に回すことが必要」

と、言い出したキッシー。税を払った後の財産をどうしようと個人の自由。国民の財布の中身にまで手を突っ込むんだそう。

貯金がない人は投資なんかできないので、メリットはない。お金持ちの人は、キッシーに言われなくても投資などは既にやっている。配当利回り10%超えの企業も何社かあるし、5%程度なら結構ある。大人しく銀行に預けておくお馬鹿なお金持ちはいない。

引用元:ストックウェザー株式会社

「インベストメント・イン・キシダ」と、ロンドンに出かけて言っていた。

個人金融資産を投資に回させるから、海外の投資家はどんどん持って帰れと言っているように私には聞こえる。海外投資家にはメリットがあるのだろう。わざわざ世界2位の金融街、ロンドン・シティーで言うんだから。

では、日本人では、誰が得をするのか?

日本では誰が得をするのか?

1つ目は金融機関だ。

まず、株取引をやった事の無い層にiDeCoやNISAの口座を開設させ、そのうち株取引に誘い込んでいく思惑が透けて見えてくる。

金融機関の儲けは手数料なので、たくさん取引をしてくれないと儲けにならない。多くの口座を開設させる事と、頻繁に取引をさせる事が至上命題になってくる。

これから金融業界がこぞって新規口座キャンペーンを張ることは想像に難くない。政府の骨太の方針に乗っかって、口座開設数を増やそうとするに決まっている。私が金融機関の役員なら、絶対そうする。

2つ目は投資教育業者。

さすがに素人でも無勉強では勝てるとは思わないだろう。勝つ方法や、儲かる銘柄情報を探すことになる。

・◯◯するだけで月に100万円
とか、
・40万円を3億円にする方法
とか、
・機関投資家の儲けの手口を教えます
とか。

素人をその気にさせるマーケティングは、投資教育業界の連中は得意としている。

「株探」を利用している人は多いと思うが、「大化け銘柄を教えてやる」という宣伝を見ない日はない。大化け銘柄を知ってるなら、自分達だけで買えば総取りできるのに赤の他人に儲かる情報を教えてやると言う。

おかしくないか?

実は、奴らが儲ける見事なカラクリが存在する。

- 次の記事を読むことでカラクリがわかります -

そして3つ目。
この世界を知っている相場巧者。

無警戒で無策のお金が市場に流れ込んでくる。
誰が持って帰るのかというと、需給関係をよく知っている相場巧者だ。

ちょっと冷静に考えたら、昨日今日始めた素人に勝ち目などあるわけがない。小学生でもわかることだろう。

キッシーは、「現預金を分配と投資に回すことが必要」と言っているが、情報弱者を株式相場に連れ出しても身ぐるみ剥がされて終わるだけだ。つまり、キッシーは弱者のお金を金融機関や相場巧者や海外投資化に分配すると言っているのと同じわけだ。

これが「資産所得倍増プラン」だ。日本人にとっては「資産所得半減プラン」だと思うが、こんなことを平気で口にする首相を見ていると不安しか感じない。

「月に数十円のポイントをつけるからみんなで節電しなさい」と首相自ら得意満面に言い出した。その辺のスーパーでももっとお得なポイント還元セールをやるのに、一国のトップが自分の口で言うことか?
首相の取り巻きが助言出来なかったと言うことは、取り巻きも揃いに揃ってポンコツということなのだろう。

そんな政府を支える自民党が、今回の参議院選挙でも圧勝するだろう。

これでいいのか日本!

本当の「資産所得倍増プラン」とはこれだ

キッシー肝入りの「資産所得半減プラン」だが、それを踏まえて我々はどうしたらいいか?

国や自治体に期待をしてもダメなことは今に始まった事ではない。
なので、自分達の力で未来を切り開いていくしか方法がない

資本主義のピラミッドの最底辺で足掻いたところで、資産が増えるわけがない。そういう仕組みになっているからだ。
これまでに散々資本主義のピラミッドについて解説しているのでここでは省略するが、仕組みの中に組み込まれていては、単なる歯車の一つで終わってしまうことになる。病気や怪我で歯車が壊れたら、すぐに取り替えられておしまい。壊れた部品は交換が効くようになっている。そういう仕組みで社会が成り立っている。

ピラミッドから抜け出すためには、独立起業することも一つの方法だ。商売で成功すれば大きな儲けが発生しお金持ちになれる。しかし、ラーメン屋をやるにも整体院を開設するにしても、まあまあの設備投資がかかる。

商売の基本は物を仕入れて付加価値を乗せて販売すること。物を仕入れるにもコストがかかり、客先を見つけるにも宣伝広告費などのコストがかかる。

開業するには最低でも1千万程度は必要になる。仮に失敗すれば掛けたお金はパーだ。
何かをするにはお金がかかるのは当然と言える。

トレードで稼ぐのが一番手っ取り早い

トレードでは、買った株を高く売れば、その価格差が利益になる。その差が大きければ大きいほど儲けは大きくなる。

ラーメン屋を開業するような設備投資は必要ない。せいぜいパソコン一台あれば株取引はできてしまうし、慣れればスマホでも取引は可能だ。口座開設は無料。キャンペーンを利用すればキャッシュバックしてくれる証券会社もある。

株を買うのは、商売でいう物を仕入れるのと同じことだが、必要最低限の数量だけ買えば済む上、仮に逆行した場合は損切りすればいいだけなのでリスクは少ない。ラーメン屋だと、ある程度客数を予想して十分提供できるだけの食材を仕入れなければいけない。全部捌ければいいが、売れ残ったら廃棄することになる。

トレードにメリットがあることを書き出せばキリがないぐらい書き出せる。
要するに、資本主義の世界に生きているなら、その仕組みを利用してしまえばいい。

丹念にお金を拾い集めるしかない。

「◯◯するだけで月に100万円」とか楽で大金を稼ごうなんて強欲根性を丸出しにした人たちがどれだけ撃沈させられていったか?現実を見れば、庶民がお金を増やすには、トレードで丹念にお金を拾い集めるしかない。しかもトレンドフォローを戦略とすることが最も効率がいい。

トレードがいいとする理由は・・・。

買った株を高く売れば、その価格差が利益になる。その差が大きければ大きいほど儲けは大きくなる。

このことを受講者さんの選定銘柄から少し確認していく。

  • 9432 NTT
  • 9433 KDDI
  • 1414 ショーボンド
  • 6301 コマツ
  • 1963 日揮HD

9432 NTT

さて、9432 NTTを見てみよう。

9432NTT 月足
  • チャートを見ると、高値更新中銘柄で買われている
  • テーマ性:5G、スマートシティー、サイバーセキュリティーなど話題性は十分で買われるきっかけになる
  • コロナショック時2150円で現在4000円。2年で86%の上昇

さて、トレンドフォローで利益を上げていくには申し分ない内容。しかし、現在の価格4000円から参戦して、さらにここから仮に50%の利益を得ようとすれば、6000円の株価になる必要がある。

ポイント

超トレンドフォローでは50%、100%というビッグトレンドを取りにいきたい。従って50%、100%の利幅を狙える銘柄を選定する必要がある。

つまり、NTTを今からエントリーするには、6000円の株価をつけるかどうか、そのイメージができるかどうかがポイントになる。

チェックポイントとしては、次の2点。

  • この銘柄のホルダーの多くが手仕舞い売りに動かないかどうか?
  • コロナショック以降80%以上上昇しており、さらにここから上昇するだけのエネルギーがあるかどうか?

つまり、売られないか?
そして、買われるか?

これが可能だとすると、
買い > 売り
になる。

イメージできるなら、迷わず買い。
イメージできないなら、最低単元だけ仕掛けておくか?それともこの銘柄を仕掛けないか?

9433 KDDI

9433KDDI 月足
  • 高値更新中銘柄で買われている
  • テーマ性:5G、スマートシティーなど話題性は十分で買われるきっかけになる
  • コロナショック時2650円で現在4500円。2年で70%の上昇

これもトレンドフォローで利益を上げていくには申し分ない内容。しかし、現在の価格4500円から参戦して、さらにここから仮に50%の利益を得ようとすれば、6750円の株価になる必要がある。これがイメージできるなら、迷わず買い。イメージできないなら、最低単元だけ仕掛けておくか?それともこの銘柄を仕掛けないか?

1414 ショーボンド

1414ショーボンドHD 月足
  • 高値更新中銘柄で買われている
  • テーマ性:コンクリート補修、インフラ整備
  • コロナショック時3800円で現在6100円。2年で60%の上昇

これもトレンドフォローで利益を上げていくには申し分ない内容。現在の価格6100円から参戦して、さらにここから仮に50%の利益を得ようとすれば、9150円の株価になる必要がある。これがイメージできるなら、迷わず買い。インフラ整備、コンクリート補修に市場参加者が関心を示すかどうか?

6301 小松製作所

6301小松製作所 月足
  • コロナショック時より2倍になった後調整が入り株価は下落し少しずつ買われる
  • テーマ性:世界に通用する建設機械

1963 日揮HD

1963 日揮HD 月足
  • コロナショック時より2倍になった
  • テーマ性:火力発電、原子力発電、資源開発

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売買は「儲けたいという強欲心理」と「損を出したくないという恐怖心理」など感情を持った人間がやるもの。つまり、株式相場は買い方と売り方の心理戦なのです。

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