投資の王道のまやかしと本当のこと

相場の世界では昔から言われていることがある。

『 長期投資こそ、投資の王道である 』


このように言われ続け、頻繁に売買を繰り返すことは邪道であり、
初心者はやってはいけないことであるとされていた。

「買って下がれば、上がるまで持ち続けろ」
ということなのである。


ウォーレンバフェットやピーターリンチが
成功していることを引き合いにし、
誰でも真似のできる投資であり、
バフェットのように大金が手にできることをイメージさせ、
素人を投資の世界に引き込む煽り文句として使う。


しかし、実際にやってみるとわかる。


ほとんど儲からない・・・。

素人投資家の場合、数年たってから気付く。
「あれ?全然殖えてないぞ。なんか違うくね?」


今後20年後に買い値より上回るかもしれないが、
20年先に多少儲かったからと言って、
何の意味があるのであろうか?

長期投資がダメだと言っているわけではない。
大金を腐るほど持っていない人には、
長期投資はあまり向かない手法であると言っている。

それは何故か。

1・買うタイミングが難しい

今が安値と判断しても、さらに安値を付けたらどうするのか?
ナンピンするのか?
損切りは考えないのか?
もし倒産したらどうするのか?
企業価値が将来良くなると、何を根拠に判断するのか?
思惑違いの時どう対処するのか?


2・保有期間はどうするのか?

株価が高くなったときに売れば儲かるが、
それは5年後の評価なのか?10年後の評価なのか?
何年保有し続けることを長期投資と定義するのか?
含み損が膨らんでも心理的に耐えられるのか?
保有することで企業に愛着を持ってしまったとき、
客観的に評価を下すことができるのか?

そもそも、10年後20年後、自分は生きているのだろうか?


3・経験値が上がらない

Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
普通、PDCAサイクルを回すことで業務改善が図れる。
しかし、長期投資はサイクルを回せない。

Cである評価が5年後、10年後になってしまうので、
改善のしようがない。

あと、100年ぐらい生きられるのならいいかもしれないが、
普通、時間に限りがあるので業務改善、手法改善は期待できない。

1・買うタイミングが難しい
2・保有期間はどうするのか?
3・経験値が上がらない

これらをカバーするには短期売買が適している。

買うタイミングを失敗すれば手仕舞いして再チャレンジすればいい。
保有期間を限定させる必要もない。

デイトレードと決めれば、それでもいいし、
スイングと決めればそれでもいい。

その決めた期間で、儲かる方法を模索すればいい。
経験値は売買回数が増えれば必然的に向上する。
保有期間が短ければ短いほど経験値は上がる。


自分なりに計画する。

それを実行に移す。

結果を評価する。

評価に基づいて改善する。

この回転をすればするほど技術は向上する。
私がいつも言っていることである。(笑

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