2番目にちょうどいいタイミングではダメなんですか?

ちょうどいいタイミングを逃してしまう

Kさん
受講者さん

実戦でうまくいかなかったのはなぜなのか、わかりました。
シミュレーションで躊躇するということは、実戦でも必ず躊躇して、ちょうどいいタイミングを逃してしまうのです

アドバイザー1

と、Kさんからコメントがありました。
そこで、Kさんを含め、ハイレベルな領域に到達した受講者さんに質問します。

>ちょうどいいタイミングを逃してしまうのです。

と表現されていますが、2番目にちょうどいいタイミングではダメなんですか?
それが3番目ならだめなんですか?

なんか、「2位じゃダメなんですか」というどこかの先生のキラーワードみたいでカッコ悪いですが、ぜひこの機会に考えてみてください。コメント待っています。

受講者さんからの回答

Mさん
受講者さん

最近の話ですが投資家の友人とLINEでのやり取りで

友「大口の機関などが入ってきたら買うのってアリですよね?」
私「高値更新やけど買える??」
友「・・・・・」

こんなやり取りがありました
その数日後、10/22に2395新日本科学が出来高を伴って大陽線、高値更新

私「ここで買えば?」
友「さすがに手が出ない・・」

その数日後
友「あの日買っても30%以上取れてた!タラレバ!」
悔しそうでした

私もそこで増し玉しなければいけないのにスルーしたので同じですがポイントは1か所ではなく、いくらでもあるという事なんですね

高値なのでやりづらいですがそういう場面だからこそということもあります
もしダメでも決まったLCルールがあれば何も怖がることは無いのですね

毎日、色んな気づきがあるので今は増し玉を積極的にしていくことを課題に実戦で取り組んでいます
今日も高い場面でしたが6962大真空で2回目の増し玉を入れました

話は逸れかけましたが確かに早い場面で仕込んでいければいいのでしょうが2番目、3番目なるポイントでもリスク管理さえしっかりできていれば全く問題なく、逆に積極的に攻めて行くべきではないかと個人的には思います

Aさん
受講者さん

自分も今まで「あー、監視していたのに、タイミングを逃してしまった」と思って、そのトレンドへの参入を諦めてしまったことが多かったのですが。

強い銘柄の場合、LC(En-5%)到達せずTP1(En+10%)到達となる参入ポイントってどのくらいあるんだろう? 

この検証を実施して、結果にびっくりしました。
そして、自分がどんなタイミングで参入しようが。結局のところ、LCに引っかからずTPに到達すればいいんだから。今目の前の強い銘柄に参入し続けさえすればいいんだと思うようになり。ベストなタイミングか? というよりも、トレンドに振り落とされないタイミングか? と考えるようになりました。

とはいえ、(自分の10MC実践ログは掲載されていますので)皆様ご承知の通り、振り落とされる(LC決済となる)ことが少なくなったわけではありませんが(^^;

Fさん
受講者さん

私はまだ、ハイレベルにはなっていませんが・・・

私の場合の問題は、気づくのが遅い、ということです。強い銘柄に気づいた時には、どれも高くなっている状態です。ここからまだ騰がる余地はあるのだろうか?買ったらここが天井で下がっていったりして・・・こう思ってためらっていました。(儲けたい、損をしたくない)
その間にも、高値更新していくのを見て、「強いから ますます騰がっていくんだね」とある時にふっと気づきました。

「ちょうどいいタイミング」・・高くなった銘柄でも、エントリー後に想定できる損を受け入れる覚悟(ちょっと大袈裟ですが)ができた時が自分のタイミング。損を受け入れる覚悟が足りなく、逆指値を小さく設定してそのせいでトレンドに乗れなかった時は、自分の心でのタイミングではなかったのだと後から思いました。(スノーピークとか三井ハイテックとか)

1番目でも2番めでも、自分がリスクを受け入れてエントリーをすると決めたところがタイミング。

「その後 騰がるか下がるかはわからない、わからないから下げても失敗ではない。確率の問題。」

(マーク・ダグラスのゾーン 最終章)

cis本には

「本能に勝てねば、相場には勝てない」
「どこまで騰がるか勝手な予想はしない。遅すぎたかも?などとは思わず、まだ騰がっているのならこれからも上がると考えて買えばいい」
「相場というのは、リターンを求めて、リスクを取る行為」

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

とあります。
株式投資は、技術はもちろんですが、精神が重要だと感じています。自分の欲と恐怖との戦いです。

強い銘柄は上がり続けているから強い。強い銘柄を買おうと思ったら、騰がって高くなっていくものを買わなくてはならない。これもトレンドフォローの難しいところなのかなと思いました。

Kさん
受講者さん

私自身、実戦を始めてから何回か「あー、もう無理だ!やめてしまおうか」と思ったことがあります(苦笑)
しかし、辞めたら後悔するだろうなと思うと、辞められませんでした。

それがそのうち執念となり、最低でも成功の経験に転化させるまでは辞めない!という原動力となっていました。

>2番目にちょうどいいタイミングではダメなんですか?

「確かに…」というのが感想です(笑)
改めて言われると、そういえばそうだなと思います。
当たり前なようでいて、立ち止まって考えたことのない視点だったかもしれません。

2番目にちょうどいいタイミングとはどのようなタイミングか。「急な上昇でこのタイミングでINするのは遅いかもしれないから、上がりきって折れてからの反発を狙おう」というような判断があると思います。厳密にいえば「2回目のタイミング」ということもできると思います。

ただ、ここでいう2番目にちょうどいいタイミングというのは、もう一つ意味があると思いました。例えば上昇トレンド中に乗る場合、初動は逃したけれど(心理的に躊躇した時やトレンドの最中に発見した場合など)、上昇トレンドが続いて、「どこで入っても利益になる」という状態ならば、どこで入っても、2番目だろうが3番目だろうが、「ちょうどいいタイミング」となります。

「ちょうどいいタイミングで入らねば」という気持ちになるのは、そのタイミングが唯一絶対だと思い込んでしまうからかと、思いました。経験不足だったり、感情により冷静な判断ができないと、ちょうどいいタイミングがその時「だけ」であると思い込んでしまう。

書いている間に感じたのですが、ちょうどいいタイミングにこだわりすぎることは、ある種、INにばかり固執してしまう大衆投資家と同じような思考・行動パターンになっているのだなと思いました。

逆に、「ちょうどいいタイミング」を逃しても、また「ちょうどいいタイミング」が来るので、2番目でも3番目でも、またはトレンドが続く限りいつでも、そのちょうどいいタイミングで入ればいいと思えれば、心理的にもかなり楽になり、冷静に取引できると思いました。

私どもでは受講者さんに報告などを強要することは一切していません。

どこかのサイトのようにお客さんの声を作文することもありませんし、お金を払って書いてもらうこともしていません。また、仲間内で儲かった声を書き合うなんてことも一切ありません。名前出しや顔写真入りで、「何千万稼げるようになりました」とか、リスクを晒して儲かった自慢など不自然極まりないことですし、私どもでは一切行いません。

答えは「八百屋の理論」にあり

八百屋の理論
大根、トマト、いも、と仕入れた。トマトでは損したが、全部ひっくるめて利益になればよい(所期の目的を達した)という考え方。

売買というものは、客観的な人間、すなわち神様がやるのではない。あくまでも個性をもち、そのうえ「欲」と「恐怖心」と「動揺した気持ち」をもった人間が・・・自分がやるのである。つまり、「その人なりに」取れるところを、取れる方法で取るのが相場なのだ。それを身につけることが目的なのである。

引用元:株式上達セミナー(林 輝太郎)