チャートノック100回を終えた受講者さんは、こんなことを思う

参加者の心理を意識しながらチャートを見る

Tさん
受講者さん

【チャートノック100回を終えた感想】

まず初めに、チャートノックをご指導いただきありがとうございました。受講する側としては自分の事だし、自分の為だし、今後の自分の利益になる事なので努力するのは当たり前ですが、これを毎回添削し質問にも答え参考になる資料なども提供し・・・って、ものすごく労力のいることだろうなぁ、と感じておりました。本当にありがとうございました。

チャートノックをやり始めたころ、正直言うと100回続けられると思っていませんでした。自分にとっては高額な受講料を払ったけれど、まぁ続かないだろうな・・と。

これまでにもそういう事があったので。(高額なダイビング器材を揃えたのに数回しか使わなかった。通信教育に申し込んで材料は届いたけど1回も手をつけなかった・・など)

なので今回もそんな感じになるだろうけど、まぁ良いか~と思っていたのですが、最後まで続けられることができました。それだけお金を増やしたいという気持ちが、自分が思っていたより強かったんだと思います。

それと、続けられたとしてもチャートを読めるようになるとも思っていませんでした。今でも読めるとは言えませんが、最初の頃に比べたら読めるようになってきたかも・・とは思います。

大人になってから“何かをできるようになった”という実感を得たことがほとんどなかったように思うのですが、このチャートノックをしている期間はそういう事が何度かあり、それが嬉しかったと感じることが何度かありました。

その感覚を今後も味わえるように継続していきたいと思います。

【今後の改善点】

これは普段の生活や仕事の中でも言えることですが、物事を1つの視点からしか見ることができていない、他の選択肢を取り入れることをしないという性格をしているので、チャートを読む上でその性格が邪魔になっていると思います。もっともっと柔軟に視野を広くチャートを見ていけるようにしたいと思います。

【最初の頃と比べて】

始めはトレンドフォローを理解したつもりでしたが全然理解していませんでした。利益がある時に何か下落サインが出たらすぐ手仕舞いした方が良いのではないか、10%利益が出たら0にならないうちにすぐ売った方が良いのではないか、小さな利益を求めていました。

過去の提出したものを見返すと、参加者の心理も全く考えていませんでした。ですが、今はできるだけ利益を伸ばすにはどうすれば良いのか、利益がある参加者はどう行動しそうか、利益はあるけど少ない人はどう思っているのか、売りたい人は・・・などできるだけ多くの事を想像するようになりました。

チャートに出てくるサイン(どんな本にでも書いてありそうな)ももちろん重要だけど、それ以上に重要なのが参加者の心理なのだということを意識しながらチャートを見るようになりました。100回続けられたことと、住川先生からのコメントで申し分なしと言ってもらえたことが自信になりました。

成績の大きさは自信の大きさに比例する、と『夢をかなえるコツ』に書かれてありました。
自信がついてきたので、今後は実際の利益がどんどん増えるよう引き続き努力していきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。

私どもでは受講者さんに報告などを強要することは一切していません。

どこかのサイトのようにお客さんの声を作文することもありませんし、お金を払って書いてもらうこともしていません。また、仲間内で儲かった声を書き合うなんてことも一切ありません。名前出しや顔写真入りで、「何千万稼げるようになりました」とか、リスクを晒して儲かった自慢など不自然極まりないことですし、私どもでは一切行いません。

続けるためのエッセンス

 loading=

ものすごく労力のいることだろうなぁ、と感じておりました。

労力は掛かりますが、私にとってはそれが大変なことではなく、すごく楽しいことなんですよ。

なぜなら、これまで散々勉強してきても稼ぐようになれなかった人達がグングン力をつけていき成長する姿を垣間見れるのです。こんなに楽しいことはありませんよ。

そして、私が受講者の皆さんに教えているようで、実は私自身が一番勉強させてもらっているんです。さすがに私一人が知っている知識や考えていることなど知れていますからね。

受講者さんから、
「こんなアイデアを確かめてみました」
とか、
「改めて気づかせてもらうことができました」
とか、
「昨年一番の衝撃発見は、○○でした」
とか、
私も忘れていたり、気づけなかったり、新たな発見だったりすることが毎日のようにあるわけです。相場人生に直結することばかりです。

このことは、毎日毎日氷山が成長していることと同じなんです。

海面下の氷の塊が大きいほど、海面上の氷山(成果)はでかいですからね。しかも、受講料をいただいて、勉強させてもらっているんですから、こんなにありがたいことはありません。さらに、「ご指導いただきありがとうございました」とお礼まで言っていただける。こちらこそ、「いろいろ勉強させてもらえてありがとうございます」なんです。

週末にはチャートノックの解答を含め、週次報告や月課題報告など多い時で40〜50件のメールをいただきます。つまり、私が最も勉強させてもらっているわけですが、受講者さんなら私が知ったことをメルマガや特別実践レポートなどでシェアさせてもらっています。つまり、私と同程度の学びができるということになるわけです。我ながら、素晴らしい仕組みを考えたものです(笑)

 loading=

まぁ続かないだろうな・・と。

Tさんの本気度がすごいから続けられたことが最大の要因ですが、実はほんの少し、「続けるためのエッセンス」を散りばめています。

『大人になってから“何かをできるようになった”という実感を得たことがほとんどなかったように思うのですが、・・・』とおっしゃっていますが、続かないことが普通なんです。

アマチュアがトレードで望むものは「儲け」のただ一点のみ。アマチュアが簡単に儲けられるわけはなく、トレードは儲からない苦しいものと認識してしまうんです。

苦しいことは続きません。人間だったら苦しいことは避けて通ることが当たり前なんです。

でも・・・、「これまでわからなかったことが、少し分かった」とか、「読めなかったチャートが読めるようになった」とか、「実戦的な売買ルールを自分も持つ事ができた」とか。

一つの例ですが、これは「目標の細分化」ですね。目の前の少し手を伸ばせば届く目標をクリアすれば達成感が生まれます。これが楽しいのです。楽しく学ぶことは、「続ける」ために絶対必要です。

ダイビングも同じですよ。目標を細かく設定し、今回はここまでできるようになろうとか、少し頑張れば手の届く目標を決め、達成感を味わうことです。そして、大目標も忘れずに決めておきます。例えば、インストラクターになって人にダイビングの面白さを教えてあげるとか、世界の美しい海を全箇所制覇するとか。

楽しければ、続けられます。

- 次の記事を読むことで目標の明確化の重要性がわかります -

すぐわからないものは長い時間をかけて少しずつ分かってくる

 loading=

物事を1つの視点からしか見ることができていない、他の選択肢を取り入れることをしないという性格をしている。

みんなそうですよ。最初から多角的に捉える目線を持っている人はいません。

以前、映画を見るように課題を出しました。

世の中にはすぐわかるものと、すぐわからないものの2種類がある。すぐわからないものは長い時間をかけて少しずつ分かってくる。

お茶を始めて24年。
そういうことだったのか。

茶道の所作全てに意味があるそうです。掛け軸から床の間に飾る花、茶室に入ってからお茶を立てる作法までまず型として覚えなさいと。まさに、守破離の守です。

トレードにおいても、エントリーからLC、増し玉、手仕舞いに至るまで明確な根拠を持ちなさいとアドバイスしていますが、まさにチャートノックでやることそのものです。

また、雨の日には雨の滴る音を聴き、雪の日には白と黒に染まる雪景色を眺め、夏の暑さや冬の寒さをありのままに感じとる事を、主人公の成長とともに学んでいけるストーリーです。

「チャートにのみ従う」、ですね。

人生には、喜びも辛い事も、出会いも別れもある。信頼する人に裏切られる事もあるし、そこから立ち上がろうと努力もする。

大損をしたり儲けることを経験したり、やってもやってもうまくいかない事もあったり、投げ出してしまおうと思うことなんて、トレードをやってればいつも思うこと。

それらは、お金から解放されるという喜びを感じるための、ただの前振りに過ぎない事に通じてきます。

「日日是好日」とは、見たまんまの意味だけ考えれば、「毎日いい日だ」となりますが、茶道を通じてもう一歩深く考えれば、いろんな意味が感じ取れる素晴らしい言葉です。

過ぎてしまったことにいつまでもこだわったり、まだ来ぬ明日に期待したりしない事。目の前の現実が、喜びであろうと、悲しみであろうと、ただ今、この一瞬を精一杯に生きること。その一瞬一瞬の積み重ねが一日となれば、それは今までにない、素晴らしい一日となる。

(禅語)

茶道の師匠である希林さんは最後にこう言っています。

あなたたちも、教えてごらんなさい。教えることで教わることがいっぱいあります。

ポイント

『すぐわからないものは長い時間をかけて少しずつ分かってくる』だから、途中で投げ出してはいけないのです。