わかっちゃいるけどできない

トレードをするにあたって、知識を習得することと、習得した知識を実行することの間には相当の隔たりがあるんです。わかっちゃいるけどできないのです。

知り得た知識を簡単に行動に起こせるなら、みんなカリスマ投資家になれるし、40万円を3億円にもできる。もしかすると、一人の力で日経平均を動かせる男になれるかもしれない。でも、それらはほぼほぼ無理な話。その理由の一つに、内なる感情に邪魔されることがあります。

例えば、人は拒絶されることを極端に嫌います。

・自分を見て欲しい
・話を聞いてほしい
・誰かに褒められたい

など、他者から認められたい欲求を誰もが持っています。これを「承認欲求」と言います。

他者から拒絶されることを好む人はいませんね。しかし、相場では拒絶されることばかり。カウンタートレードで勝率が5割、トレンドフォローでは3割程度。トレンドフォローなら7割が拒絶されるのです。もはや、ガン無視レベル。

どんなに緻密に分析したところで、3割の勝率が5割にはならないし、ましてや10割は絶対に無理。お金を払って銘柄情報に何十万円払ったとしても無理。カリスマ投資家の大化け銘柄でも無理。証券会社が買えと勧めてきた情報でも無理。

あなたは、必ず相場から「拒絶」されるのです。

すると、どうなると思いますか?
やってもやっても思うようにいかない。
お金を増やそうと思っているのに減る一方。
目指す方向と現実があまりにも違いすぎる。

すると、不協和を感じ始めます。不快に感じることを排除しなければいられなくなります。手っ取り早いのは、やめてしまうことです。逃げ出してしまうことです。見ないことにしてしまうことです。認知的不協和です。

こうやって、塩漬け株が出来上がるし、まじめに勉強していても辞めていくことになるのです。

人間だったら当たり前の話。「承認欲求」は誰にもあるからです。この問題を克服する方法があります。承認欲求を無くすのではなく、逆に利用してやるんです。

一回一回のトレードで勝つことや、利益を上げることを目指さなければいい。
できもしないことを期待するから、拒絶として受け取ってしまう。
ならば・・・、100回なら100回のトータルの結果で、勝ってればよく無いですか?
トータルで儲かってればよく無いですか?

一回一回のトレードは、自分が決めたルールに基づき売買できれば成功とする。
例え損切りになったとしても、逆行したら切るとしたなら、ロスカットでも大成功。
ルールを守ったんだから、負けても大成功、ルールを守ったんだから、損しても大成功。

トータルで勝てば大成功。

このように思考を変えるだけで、一回一回相場から拒絶されていたことが、一回一回相場から容認されることになります。

承認欲求を満たしているじゃないですか。同じことをやっているのに、承認欲求を否定され続けるのと、承認欲求を満たされ続けるのと、どちらが健全でいられますか?

このように、投資本などで知識を習得しただけでうまくいかないのには、感情との付き合い方を知らないことがあります。

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売買は「儲けたいという強欲心理」と「損を出したくないという恐怖心理」など感情を持った人間がやるもの。つまり、株式相場は買い方と売り方の心理戦なのです。

チャートから人間心理を読み解く事は、合理的で適正な判断や選択を可能にし、売買行動の明確な基準にすることができ、圧倒的に有利な売買が可能になるのです。

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