キャベツの千切りとチャート読解力

キャベツの千切り

キャベツの千切りって、人のやってるところを見るとすごくリズミカルに簡単そうにやっている。

で、いざ自分もやってみようとチャレンジすると、たいていぐちゃぐちゃになる。幅は細いのから太いのから様々。公園のベンチに座るカップルのように隣同士くっついているものもたくさんある。周辺には切屑が散乱し、強盗が入ったのかという有り様。やってしまった後には必ず後悔する事になる。

ピーラーを使えば上手く切れるのか?
スライサー使えばいいのか?
どうすれば上手に切れるのか
といつも考える。

でもね、私が千切りする機会なんて、年に1回あるかないか。これじゃー上手くなれない。

卓越したレベルの最高のパフォーマンス

ある社会学者はこう言う。

最高のパフォーマンスは、無数の小さなスキルや行動を積み重ねた結果として生み出される。
本人が意識的に習得する数々のスキルや、試行錯誤するなかで見出した方法などが、周到な訓練によって叩き込まれ、習慣となり、やがて一体化したものなのだ。
やっていることの一つ一つには、特別なことや超人的なところはなにもないが、それらを継続的に正しく積み重ねていくことで生じる相乗効果によって、卓越したレベルに到達できる。

チャート読解力はお金を生む

早速キャベツを50個ぐらい買ってきて、周到な訓練をやってみよう。とんかつ屋で出てくるふわふわの千切りを目指して。

チャート読解力も一緒。

最高のパフォーマンスを発揮しようと思えば、周到な訓練によって叩き込まれ継続的に正しく積み重ねていくことで習慣になり上達する。

毎日自分のトレードで300銘柄のチャートをチェックし、受講者の皆さんから届くチャートノックの回答の添削、週次報告で届く売買のチェックを13年繰り返してるのだから、私のチャート読解力は卓越したレベルに違いない。

とはいえ、やっていることは特別なこともなく、超人的なことでもない。

仕事として当たり前のことをやっているだけ。卓越しているかどうかは別として、誰にも負けない自信はある。

熱心に継続する受講者さんは進歩を感じるし、近い将来稼ぐようになれるということが
私にはわかる。

キャベツの千切りができてもお金は生み出さないが、チャート読解力はお金を生む。