チャートノック100回を終えて感じたこと
Yさん
受講者さん
チャートノック100回を終えて感じたことおよびその後の気づきなど

チャートノックの最初は戸惑うばかりでしたが,中盤からは上昇相場に乗ることの重要性と,さらにその中での玉の管理の重要性を学んだと思います.

ただ現実のエントリでは,流れを掴むことができず,酷いエントリを繰り返して厳しい指摘をいただくこともしばしばでした.そこで学んだこととして,

上がっている銘柄を買うことの重要性

が第一に挙げられます.これまではどうしても逆張り的発想で,上がったものは下げることを期待するということになっていました.しかしそれだと長期の流れに逆らうことになり,大きな流れに乗れないことに初めて気付かされました.一つには初動を捉えないといけないと思いこんでいたのが大きな原因かと思います.一方途中からでは高値掴みになる危険もなくはなく,より多くのチャートを読む練習を積むしかないかと思っています.

リアルトレードですと,どうしても欲に引っ張られて,先生のおっしゃる「当てに行く」心理になりがちだと思いました.もう少し可能性のある多くの銘柄でみて,「チャートのみに従う」という心理に近づきたいと思っています.

未だに逆張り的発想から完全には抜けきれていないのですが,そこを払拭して,普通に上がっている銘柄を買うようになりたいと思います.

その他勉強になったことは多々ありますが,ヒゲの多い銘柄をさけるとか,だめなチャートの捨て方などです.それ以外に記録のとり方にも課題を残しました.

チャートノックで学んだ基本として,上昇銘柄のチャートで基本に忠実に,切るべきときは切るということも挙げられるかと思います.これまではチャートに従うことの重要性が心底わかっていませんでした.仮想取引だけではなく,実トレードでしっかり行えることを目標にしたいと思います.

(2024年)の目標ですが,

  1. 投資金枠をきっちり決めること
  2. その中で,7~10銘柄に入って確率でトレードすること
  3. トータルでプラスにすること

としたいと思います.随分地味な目標ですが,まずはこのあたりをしっかりできないと,その先が見えないと思うので.

目標1,2については,例えば当面資金枠を100万としたとしたら,レバレッジを考えて,3000円の銘柄なら10銘柄買えることになります.しかしロスカットなどを考えるともう少しゆとりをもたせたいところです.

以前おっしゃっていたところですが,500円の銘柄なら,もっと多くの銘柄で経験を積むことができるとは思います.ただ上がっている銘柄には値がさのものが多く,それ一つで他の銘柄の益をふっとばす場合もあります.例えばTOWAなど)この場合,数をこなすには500円から1000円ぐらいに価格帯を絞って経験してみるというのはありでしょうか?

この点,結構悩ましいところなので,よろしくお願いいたします.
本年(2023年)一年大変お世話になり,ときには厳しいご指摘をいただいて勉強になりました.これまでやってきたことがほとんど役にたたないこともよく理解しました.記録のとり方や,銘柄の選び方,メンタルの持ち方など至らないことばかりですが,来年(2024年)こそ一層気を引き締めて取り組みたいと思っていますので,何卒よろしくお願いいたします.

なお補足ですが、もうひとつ勉強させていただいた点として、上昇トレンドが一服したとき、全体として上位足が上を向いている時に、トレンドに逆らって下げを見るのは間違いであることを知りました。ドテンを勧められない理由も理解出来たように思います。

私どもでは受講者さんに報告などを強要することは一切していません。

どこかのサイトのようにお客さんの声を作文することもありませんし、お金を払って書いてもらうこともしていません。また、仲間内で儲かった声を書き合うなんてことも一切ありません。名前出しや顔写真入りで、「何千万稼げるようになりました」とか、リスクを晒して儲かった自慢など不自然極まりないことですし、私どもでは一切行いません。

実践投資アドバイザー2

まず目的をどこに置くかがすごく大事になってきます。お金を増やすことを目的にトレードを学んでいるので、儲けたい意識というのは特に強く心に影響してしまいます。同時に発生するのが損したくないという無意識下での心理。

人は損が大っ嫌いなんです。損失回避です。儲けることより損することを2倍嫌う傾向にあります。

その結果、おかしなことをやってしまいます。必ずやらかします。

この事を知識として知っていても、いざ目の前で損がちらついてくると、やらかします。人間が生き残るための本能の部分に組み込まれていることなので、ぼーっとしてたら気づかないんです。

以上のことを踏まえると、まず、利益を得ることよりトータルでプラスマイナスゼロで大成功を目指しましょう。リスクの取り方を体で覚えることが先決です。

単なる習慣という次元ではなく、人類が誕生して20万年の間引き継がれる本能が極めて大きく影響し、誤った方向に導きます。参考図書で紹介した精神科医アンデシュハンセンが「スマホ脳、ストレス脳」で解説されています。

大事なので繰り返しますが、まずリスクとの付き合い方を体で覚えることが大事。そのためには、トータルでプラスマイナスゼロで大成功を実践してみることです。

このことが前提にあると、やることは2つです。

100万円の資金で300万円の枠でトレードする場合、値嵩株では多くを経験することは無理です。それより、低位株を取引をし経験値を積み上げることを目的とすることです。

  • 実際のリスクが心理面に与える影響を知ること
  • 損失に対する適切な対処法を繰り返し実体験すること

この2つが大事な目的です。
その延長で儲かればラッキー、プラスマイナスゼロが大成功なので、トータルで損失を出してしまったら、何かが間違っており、その間違いを特定し修正し再チャレンジすることです。

次に、値嵩株を含め、大きめの単価の株をシミュレーション取引し、値嵩株の値動きの特徴を体感することです。お金を入れて取引する事だけが大事なわけではありません。シミュレーションでも経験を積むことはいくらでもできます。

低位株と値嵩株では、参加主体が違います。大口はちまちま取引しても仕方ないので、大きめの取引をします。低位株は、小さめのファンドや個人など、資金力の小さな取引主体が参加しやすい傾向にあるわけです。

そうなると、値動きも違います。
この違いを知ることです。

これが、シミュレーション取引の目的です。

決していきなり利益を上げようとか、儲かる方法を見つけようとか、プロセスをすっ飛ばし頂点を目指さないことが大事。頂点しか見ない人を何人も見てきましたが、たいていの場合頂点に到達する前に滑落死します。資金がなくなり、退場します。

重要ポイントは、経験を積むこと。

この一点でいいと思います。そのうち結果が伴うようになります。必ずそうなります。

日ごろの訓練が大事

日頃訓練して準備しておくことが大事とわかる記事がありました。
避難訓練が命を守るように、チャートノックなど日頃の訓練が資産を拡大させるチャンスを増大させます。

「この地震なら津波が来る」。東日本大震災以降、大地震と津波を想定した避難訓練を年1、2回続けてきた住民は、揺れが収まると荷物を持たずに、体一つで坂道などを上り、高台の集会所に向かった。近所同士で声を掛け合い、足の悪い人を背負うなど協力。地震から5分ほどで全員が集会所に到着すると、津波が到達したという。

 過去の訓練では、毎回時間を計測。避難先の候補には神社なども挙がったが、混乱を防ぐために一つに絞っていた。奥浜敏孝さん(68)は、強い揺れに見舞われ「パニックになって、冷静に考えられなかった」が、自然と集会所へ足が向いた。「普段からの訓練で、『大丈夫だろう』とは思わずに、家にいる方が怖いと思えた」という。

5分で避難、全員無事 「奇跡じゃなく訓練」―津波襲来の高齢地区・珠洲市

時事通信
- 次の記事を読むことで練習の重要性がわかります -