正しいリスク管理が最重点目標です
Sさん
受講者さん

一昨年に続き、去年も不安という沼に幾度となく沈みこみそうなところを何度も引っ張り上げてくださり、先生にはいくら感謝してもしきれません。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

去年の確定損益となります。

  1. 1月4日~4月7日 -265,000
  2. 4月10日~6月15日 取引なし
  3. 6月16日~10月31日 -332,600
  4. 11月1日~12月29日 +1,575,811

2024年1月現在含み益+確定損益
+1,013,500

去年の振り返りとなりますが、①の期間は3月のシリコンバレーショック直前で実戦では最大102万の含みにまでなりましたが、シリコンバレーショックによりわずか4日間ほどでほぼゼロにしてしまい、そこからさらにマイナスを掘り、失意と恐怖のドン底に叩き落とされました。ただシリコンバレーショックのような「大口の突然のはしご外し」はこれからも幾度となく起こるものと思われますし、新NISAや取引手数料無料化拡大などでこれから新規の個人が増加傾向となると人間の本能を知り尽くしているであろう彼らはもっと上下に乱高下させるような動きを演出し参加者を揺さぶってくると想定します。

②の期間は2週目の100本エントリーに特化した期間でした。全体の相場環境もよく非常に手ごたえを掴めた期間となりました。

③は②の結果を見て勇んで実戦に復帰するも積極性を上げすぎたことが裏目に出てしまいました。全体の森をイメージできていませんでした。同様な相場付きであった2022年あたりの動きが想定できていなかったこともよくなかったと思います。

④は②の期間同様に良好な期間で、予想外の高パフォーマンスとなりました。試しで参入した6920で本玉+28%、増し玉+16%(全て手仕舞い済)にも助けられました。

ここまででわかったこととしまして
A 年前半からシリコンバレーショックまでの期間と、3月末から6月までの期間は余程間違った銘柄にエントリーしていない限りは多かれ少なかれ利益を取れるであろう期間ということ。欲を言えば、利益を出来る限り残さなければいけない期間であるということ。

B シリコンバレーショックが起きてからの対応に技術的にも心理的にも問題があったこと。(特に心理面)

C 6月から10月末までの期間は難易度が高い相場期間であるということ。

があげられ、Aに関しては、個別銘柄ごとにトレンドが折れるまで、一貫性を持った維持管理をしっかりと行うこと。つまり普段通りのことを淡々と行うこと。Bに関しては含み益は確定益ではないということの再度認識。つまり何もしなければ、勝手に増えることもあるし、逆に大きく減ることもあるという不安定なものだということをしっかり意識すること。あのときは1日で4割近くの含み益が飛んでいった事実をよく認識できていなかったことが問題でした。こんなことはあってはならないといった自己都合な感情を優先してしまったことが一番の問題でした。Cのような期間はこれからも起きますし、数か月から下手をすれば数年に及ぶようなことも想定しなくてはいけないと思います。そうなったときに何をするべきか、何をしないべきかの自己の判断基準がが非常に大切になってくると思われます。

今年も上記の点は意識しつつも、あくまで個別銘柄ごとのしっかりとした対応をメインに取り組んでいきます。

続いて、今年の目標になりますが、

①含み益を増大させるための取り組み強化
②月100万を視野に入れたポジションサイズの考察
③充実したトレード(仕事)とプライベートの両立

①に関しては、「取れる時に十分取る」ということを意識してやっていかなければ、軟調な相場期間のときに吐き出しを行ってしまった場合、精神的にも余裕がなくなってくるものと思われるためです。今後の収益の大半はほぼトレードによるものになると仮定した場合は最重要課題と認識します。

具体的な方法論は現時点で3つほどイメージがあり、どれも守破離の守を超えたリスクと難易度の高いものになりそうです。

②に関しましては現実的には毎月、安定して100万前後取ることは資金量的にも厳しいと思いますし、また実際の月ごとの収支はもっとデコボコしたものになると思われますがそれでも月に100万円前後を取るための具体的なポジションサイズやエントリー回数などを常日頃からシミュレーションしておくことは大切だと思います。また実際の実戦において例えば月20万勝てた場合、それを100万にするにはどうしたらよいのか?単純にポジションサイズをあげるのかもしくは試行回数を増やし、ビックトレンドを1つでも多く増やす方向に力を入れるのか、あるいは自信度の区分けをさらに明確化しポジションサイズの大小をはっきりさせるのかなど他にもあらゆる可能性を検討していきます。

③トレード(仕事)の内容を充実させるためにはそれ以外のことも充実させる必要があり、逆も然りです。
両者のバランスを考え、理想の1日を再度構築していきます。また去年から継続している、トレードに最適な周辺環境の改善にも引き続き取り組んでいきます。

年中頃からは四国への移住も視野に入れていますので常にワクワクした気持ちで日々を感謝し大切に過ごしていけるようにやっていきます。

私どもでは受講者さんに報告などを強要することは一切していません。

どこかのサイトのようにお客さんの声を作文することもありませんし、お金を払って書いてもらうこともしていません。また、仲間内で儲かった声を書き合うなんてことも一切ありません。名前出しや顔写真入りで、「何千万稼げるようになりました」とか、リスクを晒して儲かった自慢など不自然極まりないことですし、私どもでは一切行いません。

実践投資アドバイザー2

>最大102万の含み益をわずか4日間ほどでゼロにしさらにマイナスにした

週次報告をいただいていないのでよくわかりませんが、リスク管理に大きな問題がありそう。

急落に備えるために逆指値を入れているはずなので、窓空け急落したとしてもそこそこ残るはず。100万円以上を吐き出したというのは、リスク管理できていない証拠だと言わざるを得ません。

また、「シリコンバレーショック」などという言葉もそう。こんなワードは誰も使いません。どこかのエコノミストの解説に影響されているのでしょうが、エコノミストだのアナリストだの、そういう人の言説に惑わされてはいけません。

あるアメリカの投資顧問サービスの内容をモニタリングした結果、全体の55%以上が強気の時、株価は下がる傾向が強く、逆に強気筋が35%以下の時は、株価は上がる傾向が強かった。つまり、調査、分析の専門家のレポートは真逆を言う傾向が強く、実践家としては真に受けてはいけません。逆指標として聞いておくぐらいの方がいいことになります。

調査、分析を商売にしているアナリストどもがこの有り様なんですから、それだけ相場の行方を占うことは難しい。以上の事を踏まえ、ド素人レベルの我々が、情報を頼りに売買するべきではないのです。

たぶん、「シリコンバレーショック」というワードに踊らされたような気がします。Sさんの場合相場に流れるうわさ話や雰囲気を過分にくみ取り判断する癖があり、いまだに抜け切れてないように思います。

今後、トレードに収入の重きを置くのなら、徹底してリスクの取り方を身につけなければいけません。最重要課題としておきます。

NISAだ、取引手数料無料化だ、実践家には一切関係ありません。実践家に必要なのはチャートを読み解く力です。

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実践投資アドバイザー2

そして、重要参考図書である「トレーディングエッジ入門」のPPサイクルを読み込み、ご自身の手でこの章をまとめてください。おそらく特別実践レポートではアドバイスしていると思いますが、他者へのアドバイスを自分事のように行動できる人だけが成功できるんです。

ろくにトレードでお金を残せない者が考える程度のやりたい事だけやって、面倒で手間なことを避けていては成功できません。1000万円プレーヤーになり、いずれ1億円を相場で稼ぎ出したいなら、やれることはすべてやるのが正しい姿です。

今年の目標の前に、正しいリスク管理を最重点目標においてください、利益の増大やポジションサイズの前にやらなければならないことです。

>具体的な方法論は現時点で3つほどイメージがあり、どれも守破離の守を超えたリスクと難易度の高いものになりそうです

おそらく、また同じことを繰り返しそうな気がしてなりません。これまで何度もアドバイスしたにもかかわらず同じことを繰り返しミスしています。改善できてないということです。トレード、プライベートを充実させるなら、地味で堅実で泥臭くて退屈な作業をコツコツやらなければいけません。

ちなみに、愛媛県Yさん栃木県Fさんなどの維持管理に関しては何も心配していません。非掲載を希望されている何名かの受講者さんの中にも心配ない人はたくさんいます。Sさんは、何も心配がないとまでは言い切れない状態です。本業をやめるならなおさらです。

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