トレードで生計を立てたいと望む人へのアドバイス

マーケットの魔術師(株式編)より
マーク・D・クック
年1422%もの収益を記録する買い専門オプショントレーダー
 
◆ トレードで生計を立てたいと望む人へのアドバイス
トレードで食べていこうと思っているなら、他の商売と同じように情熱を持ち、計画を練ること。
ビジネスを始めようとして、銀行へ行ってにっこり微笑み、二十万ドル貸してくれと言って、「あなたの笑顔は素敵です。さあ、おカネをどうぞ」って貸してくれると思いますか?
私は思いません。必要なのは確固たるビジネスプランです。問題は、ほとんどの人がちゃんとした計画なしにトレーディングを始めることです。
 
◆ トレーダーのビジネスプランとはどのようなものか?
次に挙げるすべての質問に対して明確に回答できなければなりません。
 
●何のマーケットでトレードするつもりなのか?自分の性格に合ったマーケットを選ぶ必要があります。マーケットはそれをトレードする人間を反映するものだからです。ネット関連株をトレードする人は、公益企業体をトレードする人とは明らかに異なります。
 
●トレード資本はどのくらいあるか?「このおカネを全額失っても、生活に支障はない」と心から言える範囲にとめておくことも大切ですが、現在の仕事から得られる収入と同等の額を稼ぎ出すことを現実的な目標にするには、ある程度の資金が必要です。さもないと、現在の仕事よりもトレードをやる方がきつくなるので、敗残者になったような気分になります。
 
●どのように仕掛けるのか? ポジションを除々に膨らませるのか、それとも一気に建てるのか? 負けトレードからどう撤退するのか? 勝ちトレードをどう利食うのか?どういうタイプのドローダウンのときにトレーディングをストップして役資法を再検討するのか、あるいは完全にトレーディングをやめるのか?
 
●自分のトレーディングの手法を使った場合、最短で達成できる収益目標はどれくらいなのか?
 
●自分のトレーディングを分析する際に、どのような方法をとるか?
 
●トレーディングにマイナスの影響を及ぼすような個人的な問題が起きたらどうするのか?
 
●トレーディングにとってプラスとなり、成功のチャンスを最大限に高めるような環境をどのように整えるか?
 
●トレーディングがうまくいったときはどのように自分にご褒美をあげるのか?特別休暇をとるのか、新しく来車を買うか、それとも別のことをするのか?
 
●トレーダーとしての技能を向上させ続けるためにどうするのか?どんな本を読みどのようなリサーチ計画を立てるのか?
 
 
◆ トレーダー志望の人たちに、他にアドバイスは?
趣味ではなく仕事としてトレーディグすることです。
私は定期的にトレーダーのセミナーを開催しています。あるとき、四日間のセミナーにプロテニスプレーヤーが参加しました。私は三日目に、三日間で何を学んだのか、そしてそれをいかに応用していくつもりかを参加者に尋ねました。順番が回ってくると彼はこう言いました。「私はテニスをやめるつもりはありません。火曜と木曜は人に教えているので、トレードは月、水、金にやります」
「もしあなたがそうするのであれは、火曜と水曜はマーケットを観察しなけれはならない日になることを保障します。レッスンで100ドル稼いで、マーケットで1000ドル損することになりますよ」と払は彼に言いました。
「そんなことはありませんよ。私は毎日ポジションを手仕舞いますから」と彼は言いました。六ヵ月後、彼はトレーディングを断念しました。彼の問題は二つです。まず彼が一番情熱を燃やしているのはテニスだったということ。第二にトレーディングは彼の本職ではなく趣味であって、趣味はおカネのかかるものなのです。
 
◆ トレーダーとして失敗する原因は他にあるか?
みんなトレーダーとして成功するためにかかる時間を少なく見積もっていますね。ここに来て、一週間も私の横に座っていれば偉大なトレーダーになれると思っている人もいます。学生が教授に向かって「この科目が一学期かけるものだというのは分かっていますが、私には一週間あれば十分です」と言うようなものですよ。進歩するには、トレーディングも他の職業と変わらないのです。経験が必要で、経験を積むには時間がかかるのです。
 
数年前、セミナーに参加していた男性に一つ聞かれました。「今の仕事を辞めて家族を養えるプロのトレーダーになれるには、どれくらいかかりますか?」
「三年から五年」と私は答えました。
すると「何ですって!私なら半年でやりますよ」と彼は言いました。
「おそらくあなたは私よりずっと賢いのでしょう。私は初めの五年間は一銭も儲かりませんでした」
あれから七年たちましたが、彼はまだトレーダーとして利益を出していません。一夜にして医者や弁護士になれるはずもなく、トレーダーも例外ではないのです。時間と研究と経験が求められる仕事なのです。知恵は知識と経験の産物です。知識がより豊富ならば経験が足りなくてもどうにかなるし、その逆も然り。もし両方あれば、学習曲線は急勾配になります。
 
 
◆ 姿勢以外にトレーダーとして失敗する欠点は?
これは知性の問題でもマーケットの知識の問題でもありません。私は優れたトレーディングの腕を持ちながら大敗した人も、経験が浅いのに成功した人も見てきています。大切なのは、どのトレーダーも自分の弱点に対して正直になり、それに対処しなければならないということです。
それができないなら、トレーダーとして生き残ることはできません。
 
マーケットの魔術師(株式編)P194
 

いちど知れば、トレンドフォロー戦略はあなたの武器になる。

実践売買技法無料公開中!

メールアドレス