かぶせ線とは逆の型で、前日の大陰線の終値より下から始まり、陰線の中心を上回る所まで戻して終わった場合のローソク足の組み合わせを切り込み線(切り返し線)といいます。
相場の下位に出現した切り込み線(切り返し線)は、売り勢力が弱まり買い転換であることを暗示します。
引けが前日の終値に比べてどこまで高く寄り付いたかで、「差し込み線」「入り首線」などと区別されますが、ローソク足の持つ意味合いから考えれば、底を打ち切り返してきたところで、売り圧力が弱まっている状態ということです。底値圏で出現することで、ここより下の価格では買いたいという投資家の心理を見ることができます。
切り込み線(切り返し線)
2本のローソク足を組み合わせた切り込み線(切り返し線)を一本に組み合わせて考えると、たくり線の下影陰線が現れます。売り圧力が一服している状況がうかがえます。
相場参加者の意識としては、二本目の陽線のローソク足の出現で、前日の陰線の安値や引け値を意識するところでは「やれやれ」と言った売りに押される事が多いのが実際です。ですが、この「切り込み線」はそうした戻り売りなどをこなしてなお上昇しているわけです。市場には売り物がほとんどなく、値を戻しやすい状態といえます。このことから考えて、底入れ感が強まった型あると判断できます。
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ローソク足の組み合わせ コンテンツ
あて首線 入り首線 差し込み線
あて首線、入り首線、差し込み線とは、当日の陽線が前日の陰線の終値より下から始まり、前日の陰線の中心まで戻らない中途半端な切り替えしのローソク足の組み合わせです。
包み線(抱き線)
包み線(抱き線)とは、前日の陰線、陽線とは逆に当日のローソク足の値幅を完全に包む大陽線または大陰線です。高値圏で現れた場合は上位の抱き線とよび売り転換。
かぶせ線
かぶせ線とは、前日の大陽線のあと終値よりも高く始まったが、当日の終値は前日の陽線の範囲内に終値をつける大陰線のローソク足の型です。特に前日陽線の中心以下まで陰線がかぶさった場合は、それまで
切り込み線
かぶせ線とは逆の型で、前日の大陰線の終値より下から始まり、陰線の中心を上回る所まで戻して終わった場合のローソク足の組み合わせを切り込み線(切り返し線)といいます。相場の下位に出現した切り込み線
はらみ線、はらみ寄せ線
はらみ線とは、前日の値幅以内で動き、それまでの売り方、買い方が小幅な動きの中でせめぎ合っている型です。前日の大きな動きを母体として、当日の小幅な足を「はらんだお腹の子」と見立てた呼び方です。
首吊り線
「首吊り線」は上昇相場の中で窓を開け上放れで寄りついたあと、利益確定売りなどから大きく下押し。その後結局は高値で引けた型を表わすローソク足の型を首吊り線といいます。
捨て子線
捨て子線とは、ポツンと捨てられたように前後に窓をあけた寄引同時線の事をいいます。
たくり線
下影陰線、たくり線がでたときは買いのサインとなるケースが多い。急反発して引けた、波乱の足型をいう。たくり線は、大陰線の翌日(翌週)に、下放れ「下影陰線」または、「陰のカラカサ」をつけた型。