逆張り発想は今すぐ捨てなさい
ポイント

稼げるトレーダーに成長するために重要な2つのポイントがあります。
Fさんは、この2つのポイントを忠実に実行されるのでグングン成長されています。

Fさんの売買報告から

Fさん
受講者さん

<4月の取引の報告>
確定取引数 11 (4勝5負2分・・分けは負けに含める)
勝率 36.4%
利益額 61300円 平均 15325円
損失額 35700円 平均 5100円
損益額 25600円 期待値 2327円
損益比 1:3

*振り返り

金額は少ないが、勝率と損益比のバランスは、目指しているものになってきている。

銘柄選定・・8591、7203上昇トレンドから下げてきたものを、一時的な押しかどうか、底値からの反発、元のトレンドラインへの戻りを狙ったが、途中までは狙い通り上昇したものの、元のトレンドには戻らず、TS/LCでの手仕舞いとなった。8591の増し玉は遅かった。
本玉は4/7GDで寄り付いたため、思った以上に安くTSとなったが これは仕方がない。他はシナリオ通りの維持管理ができたのではないかと思う。

今回も4銘柄が +10%での増し玉、相殺に近い形での手仕舞いとなっている。

8591、7203に関しては、勢いが続かずトレンドに戻れなかったということで、この時点での手仕舞いは○(シナリオ通り)。

8001は下値支持線(12/1-2/25結ぶ)の上に位置していたのだから、増し玉は手仕舞い、本玉は増し玉のLCの位置で両建で様子見。その後 4/25下値を割り込んで下落してから手仕舞っても良かったのではと思う(含み益は少ないが、長く続いている上昇トレンドに乗り続けるという観点からは・・) 
今回はこのまま下げたので○のように感じるが、トレンドが続くことを前提の維持管理とはなっていない。

エントリー時チェックリストでの「シナリオは描けているか」を「シナリオは複数描けているか」に訂正。エントリーしてから迷うのではなく、今後のチャートの動きを複数想定して、もっと詳しくシナリオ(維持管理の設計図)を描く。

また、保有株が下げてきても、また戻るのではと思ってしまいがち(保有効果)なので、チャートを客観的に見るように心がける。チェックリストに追加「日々の維持管理の中で、チャートを客観的に見られているか」

<確定銘柄の内訳>

8001 伊藤忠 
本玉 3/2 3767 → 4/7 3991 TS +224 +5.2%
増し玉3/25 4515 → 4/6 4088 LC -127 -3%

8591 オリックス 
本玉 3/10 2152 → 4/7 2300 TS +148 +6/9%
増し玉 3/30 2505 → 4/6 2382 LC -123 -5%

7203 トヨタ 
本玉 3/15 1944 → 4/6 2150 TS +206 +10.6%
増し玉 3/24 2152 → 4/6 2150 LC -2 -0.1%

(途中省略)

<保有継続銘柄>

(途中省略)

★6460 セガサミーHD
4/22 2159×100 → 4/28 2310 +151 +7% LC 2090(4/1安値の下)
5/13 2258 +99 +4.9% LC2095(-64 -3%)
チャートに従って 維持管理。

★7011 三菱重工業
本玉 3/15 3681×100 → 4/28 4435 +754 +20.5% 4200より下げたら両建用の売建
増① 3/25 4000×100 → +435 +10.9% LC4190円
増② 4/20 4375×100 → +60 +1.4% LC4190円 増し玉①と②で相殺
5/13 4593 本玉 +912 +24.8% ①+593 +14.8% ②+218 +5% LC①②4250 本玉4250より下で両建用売建
高値(4664円)更新をしたら 増し玉をする。

含み益 181800円
Worst 39100円

考察

チャートに従い維持管理していった結果、高値更新中(上昇トレンド)の銘柄が残りました。高値更新中の銘柄は強いです。新高値更新銘柄をしっかりチェックしていくと共に次の種まきをしていきます。

私どもでは受講者さんに報告などを強要することは一切していません。

どこかのサイトのようにお客さんの声を作文することもありませんし、お金を払って書いてもらうこともしていません。また、仲間内で儲かった声を書き合うなんてことも一切ありません。名前出しや顔写真入りで、「何千万稼げるようになりました」とか、リスクを晒して儲かった自慢など不自然極まりないことですし、私どもでは一切行いません。

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売買は「儲けたいという強欲心理」と「損を出したくないという恐怖心理」など感情を持った人間がやるもの。つまり、株式相場は買い方と売り方の心理戦なのです。

チャートから人間心理を読み解く事は、合理的で適正な判断や選択を可能にし、売買行動の明確な基準にすることができ、圧倒的に有利な売買が可能になるのです。

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逆張り発想は、今すぐ捨てなさい

実践投資アドバイザー2

何はともあれ、8591の逆張り発想はやめた方がいいです。いや、逆張り発想なら絶対にやってはいけません。

「安くなったら買われる」と思っていることは間違いです。

8591オリックス 日足

3/8と3/9で陰の陽はらみ、手仕舞い売り出尽くしにより  買>売になったと思われたので、翌日エントリー。

との事でしたが、

2200円の下値支持線1にストップを置いている場合も多く、このラインを割った事で急落。2021/10月の前回安値も割り込み、さらに下落。この段階で2021/10月以降に買った人は全員が含み損になっており、2021/8月の安値も意識される状況。この2021/8月を割り込めば含み損の人が手仕舞いに動くことも考えられ更なる下落もあり得る。

陰の陽はらみは、上昇転換のサインで今回は確かに上昇転換しました。しかし、ローソク足組だけで判断し反発すると当てにいっているのは、逆張り発想です。

3/10に寄り付きで反発した事を確認できた後にエントリーしたなら正解。
そうでなくて、単純に「安くなったら買われる」と判断したなら逆張り発想であって思慮が浅いです。

ポイント

安くなるということは、ホルダーが売って買い方が買わないから。
買い < 売り の状態。

一方、株価が上昇するということは、ホルダーが売らない、そして、買い方が買うから。
買い > 売り の状態。

逆張り発想は、ホルダーが売ったという事実だけを見て買われると決めつけて動く事。
この段階では、買われるかどうかはまだわからない。「下げたから次は上げるだろう」と思うことは勝手ですが、当てに行く事はやらない方がいいです。我々は実践家であって、占い師じゃないからです。事実に基づいて行動しなければいけません。

トレンドフォロアーなら、反発を確認して上昇トレンドを追いかける(フォロー)べき。これがトレンドフォロー(順張り)です。

こういうチャートの見方をする受講者さんは多いです。落ちるナイフを掴みにいくから怪我をするのであって、反発を確認してエントリー(トレンドフォロー)すれば、万が一反転下落し逆行したとしても怪我は小さく済む。

実践家たるもの、リスク管理を最も重要視すべきです。

細かい事ですが、こういう修正を続けていく事で、問題箇所を減らすことができる。プロだったら当たり前ですね。


8001は下値支持線(12/1-2/25結ぶ)の上に位置していたのだから、増し玉は手仕舞い、本玉は増し玉のLCの位置で両建で様子見。その後 4/25下値を割り込んで下落してから手仕舞っても良かったのではと思う(含み益は少ないが、長く続いている上昇トレンドに乗り続けるという観点からは・・)今回はこのまま下げたので○のように感じるが、トレンドが続くことを前提の維持管理とはなっていない。

実践投資アドバイザー2

全くその通り。
本玉を残しておく事でその後の維持管理が容易になる事は間違いありません。手仕舞った価格前後で再エントリーする事は極めて難しい事。難しい維持管理をするより、いかに楽な維持管理をするかに気を配り、心に負担の少ないシナリオを探った方がミスが起きにくい。

無茶な事は続けられないのが人間です。これも、「心」にフォーカスすると理解できると思います。


他はシナリオ通りの維持管理ができたのではないかと思う。

実践投資アドバイザー2

入りに少し注意が必要ですが、維持管理はよくできています。申し分ありません。

稼げるトレーダーに成長するために

このように売買の経過報告をしてもらう事は重要で、2つのメリットがあります。

  • 自分の売買をきっちり振り返り問題点を洗い出すことにつながる
  • 第三者が目を通すことで、自分では気づけない問題点を発見するきっかけになり、一段階成長することができる

再三再四言っていることです。特に自分で気づけない問題を見つけられるという部分は一般の個人投資家では絶対にできないことです。どこかのNET教材で学んでいると言ったって、所詮一方通行の知識の伝達に過ぎず、自分の気づけない問題点はどうやったて気づけないままです。

以前、私は漢字の書き順を間違えていたと言いました。「成」とか「臣」とか最初に横棒を書いてしまうという間違いに気づいたのはついこの間のこと。他人が字を書いているところを見るか、第三者から指摘してもらうか、そんな機会がないと間違いには気づけません。

一例をあげましたが、問題に気づくということと当時に、問題を修正しようという強い意識がないと成長することはありません。

Fさんは売買報告を欠かすことはありません。
それだけご自身の売買を振り返る機会があるということであり、同時に気付けない問題を見つける機会があるということです。

そして何より、指摘したことは忠実に修正するし、ご自身でしっかり検証したり、月課題の提出もきっちりとこなされます。

成長するのは当然でしょう。
現在までの含み益は18万円ですが、決して楽な相場環境でないタイミングで含み益を残せているということは、トレンドフォロアーにとってやりやすい環境になった時には、かなりの利益を上げられるはずです。

月課題の報告では次のようにコメントをされています。

「心の状態で 見え方が変わる」

今回の提出時の心(気分)は、とても前向き・・というより強気です。
含み益が増えてきていることから「できる」という気持ちが大きく、「これまでの損失は、これから稼ぐ額に比べたら大したことない」なんて かなり強気です。

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売買は「儲けたいという強欲心理」と「損を出したくないという恐怖心理」など感情を持った人間がやるもの。つまり、株式相場は買い方と売り方の心理戦なのです。

チャートから人間心理を読み解く事は、合理的で適正な判断や選択を可能にし、売買行動の明確な基準にすることができ、圧倒的に有利な売買が可能になるのです。

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