あなたに見えるマーケットとは、実際にはあなたが自分の心のなかで創造しているマーケットである。
そしてさまざまな選択肢や可能性のなかからひとつの道を選んでいる。
トレードで負けたのも、(注目する情報とそれに基づく行動を決定した)自分の心のあり方によってそうなったのである。損失を確定する方法(損失に対する考え)も自分の心のあり方を反映している。
自分の考えがマーケット情報を認識するときに投影され、注目する情報とそれにより行動を決定したのである。
情報はマーケットからやってくるが、マーケットは各トレーダーのこうした情報認識プロセスとは何の関係もない。
トレードから満足すべき結果が得られるかどうかは、そのトレーダーがどれくらい柔軟な心を持っているのかによって決まる。
柔軟な心とは相場の流れに乗る、つまりマーケットと調和しようという気持である。
我々はマーケットのすることを変えることはできない。われわれにできることは、できるだけ客観的にマーケットの次の行動がわかるように自分自身を変えることだけである。
規律とトレーダー(相場心理分析入門)115ページから
相場は心理学であるという理由
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